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乗って分かった! 西武特急の新型001系「ラビュー」、車内の注目ポイントは?

2/17(日) 16:00配信

乗りものニュース

足元近くまで広がる大きな窓

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 西武鉄道が2019年2月14日(木)、001系電車「Laview(ラビュー)」の報道関係者向け試乗会を開催。池袋線の小手指車両基地(埼玉県所沢市)から池袋駅まで、銀色の新型車両が走りました。

【写真】膝までガラス! 「ラビュー」の大きな窓

「ラビュー」は10000系電車「ニューレッドアロー(NRA)」に代わる、西武の新型特急用車両です。アルミ素材の車体はメタリックの塗装が施されており、風景が映り込むように工夫されています。

 車内に入ると、黄色いリクライニングシートの列が目の前に広がっていました。そして13時20分ごろ、「ラビュー」は小手指車両基地を発車。すぐ池袋線の線路に入り、小手指駅でいったん停車しました。見慣れない車両の姿に気付いたホーム上の人は、少し驚いている様子です。列車は数分後に発車。少し落ち着いたところで、客室内を見渡してみました。

 まず驚いたのが大きな窓。特に縦は1350mmもあり、席に座ると、膝のあたりまでガラスが広がっていました。客に不安を感じさせないよう、窓ガラスはドットのプリントが入れられていますが、上から下まで見通しが非常に良くなっています。

「ラビュー」が今後走ることになる西武秩父線は、山腹へ張り付くようにして線路が敷かれている場所もありますから、眼下に広がる谷間の景色をいま以上に楽しめそうです。

座席は減ったけど増えている?

「ラビュー」の眺望は、側面だけではありません。池袋寄りの先頭車(8号車)に移動してみると、運転室越しながら前方の景色がよく見えました。ちょうど練馬駅を通過するところで、西武線に乗り入れている横浜高速鉄道みなとみらい線の電車がホームに停車していました。

 従来の西武特急車両「NRA」は運転室の後ろにデッキがあり、デッキと客室も壁で仕切られています。これに対して「ラビュー」は、運転室のすぐ後ろが客室で、隔てているのはガラス。つまり、先頭の眺望を楽しめるようになったのです。

 後方(西武秩父寄り)の1号車に移動すると、バリアフリー設備が集中していました。車いすスペースは2席分を確保。オストメイトに対応した多目的トイレもあります。どちらもスペースが広く確保されているため、通常の座席は中間車の60席に対して半分以下の26席しかありません。

 それでも「ラビュー」の座席数は、編成全体でみると「NRA」より16席多い422席です。これは「ラビュー」が「NRA」より1両多い8両編成のため。1両あたりの座席は減っても、編成全体では増えているのです。

 席に座ってみました。このリクライニングシートは、背もたれと片側の肘掛けが一体化しており、背もたれを倒すと肘掛けも同時に傾きます。リクライニングしても腕の位置が変わらず、違和感を覚えません。座り心地が良いため、ついウトウトしてしまいました。ちなみに、「ラビュー」のデザインを監修した建築家の妹島和世さんによると、シートの黄色は「西武鉄道の電車」をイメージしたといいます。

「ラビュー」はダイヤ改正が実施される3月16日(土)から、池袋線・西武秩父線の特急「ちちぶ」(池袋~西武秩父)と特急「むさし」(池袋~飯能)で運行されます。当面は上下計11本(土休日は計10本)のみが「ラビュー」で運転されますが、2019年度末までに池袋線・西武秩父線を走るすべての特急が「ラビュー」に置き換えられる予定です。

草町義和(鉄道ライター)

最終更新:2/18(月) 13:12
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