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パソコンが手に入らない! 納期遅れはいつまで続く?

2/20(水) 21:15配信

LIMO

2018年から、パソコンの納期遅れが問題となっています。

Windows7のサポートが20年1月に終了するため、Windows10搭載パソコンの需要が伸びています。しかしインテル製のCPUの供給が逼迫しており、インテル製CPU搭載のパソコンの在庫不足や生産遅れが発生している状態です。このため、他社製CPU搭載のパソコンへの需要が増加。パソコン市場全体の納期が伸びているのが現状です。

いつまで納期の遅れが続くのか、また遅れの顕著なメーカーやパソコンの種類はあるのでしょうか。

注文したノートパソコンの納期が決まらない

筆者は19年2月2日、ヒューレット・パッカード(HP)のノートパソコンを購入しました。CPUはアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の「Ryzen5」を搭載しており、値下げキャンペーンをしていたこともあり購入に至りました。

しかし5日に「ご好評につき欠品」の案内が届き、12日には「入荷待ちの状況」のメールが。HPなどの海外メーカーは納期が遅くなることが多いですが、未だに納期が決まらないのは想定外です。

18年からインテルのCPUの供給不足が報道されていますが、関係あるのでしょうか。

インテルのCPU不足は19年半ばまで?

CPUとはプロセッサとも呼ばれ、パソコンの頭脳にあたる重要なデバイスの1つです。キーボードやマウス、ハードディスク、メモリーなどからデータを読み取り、それを制御・演算します。インテルの他にAMDなどが、製造メーカーとしては有名です。

インテルは19年1月、18年10~12月期の業績を発表。この決算発表で暫定CEO※のボブ・スワン氏は、CPUの供給不足が19年半ばまでに緩和するとの予測を述べました。

※発表当時、現在は正式CEOに就任

供給不足の原因についてインテルは何もコメントしていませんが、開発遅れが影響している模様です。

同決算には「10~12月期には10nmベースの新製品のプレビューを行った」とあります。

CPUは、回路の線幅(製造プロセス)が微細なほど性能が向上します。チップも小型になるので、スマホやパソコンが薄く小さくなることにもつながります。この線幅の単位はnm(ナノメートル)で、インテルは現在14nmプロセスを主に製造しており「14nm世代」などと言ったりします。

しかし15年から、インテルの最新CPU(10nm世代)の開発の遅れが報道されていました。CPUの製造は、全てが最新のもので行われるわけではありません。用途や需要などにより、旧世代(22nm世代など)も製造します。

しかし10nmの開発が滞っているうちに、旧世代で製造していたCPUが14nmプロセスへ移行。データセンター向けもパソコン向けも、スマートフォン(スマホ)向けも14nmプロセス…となると、さすがに供給は不足するでしょう。

これに対しインテルはアウトソーシングや設備投資を進めていますが、本当に19年半ばまでに解消されるのでしょうか。

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最終更新:2/21(木) 19:10
LIMO

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