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堀ちえみが「舌がん」告白…専門医「2週間以上続く口内炎は受診を」

2/22(金) 13:10配信

AbemaTIMES

 2月19日、タレントの堀ちえみさんが、自身のブログでステージIVの「舌がん」であることを公表した。

 口腔がんの中でも患者の約6割を占めるという「舌がん」。舌がんの特徴について、神奈川県立がんセンター頭頸部外科部長の久保田彰医師は「舌の側面、ちょうど歯の内側が当たる場所に潰瘍やびらんを形成することが多い。入れ歯や口の中が不潔になることでの刺激で発生する可能性もある。特に最近は顎が小さくなっているので、歯が内側に向けて生えている方で罹患する方もいる。堀さんの場合はリウマチを抱えられていたということなので、例えば免疫抑制剤を使っている方の場合、免疫が落ちることで発生することもある」と説明する。

 「次第に大きくなってくると、筋肉の方に入り込み、周りのリンパの流れに乗って首のリンパ節に転移するようになる。リンパ節転移が出るということは、転移する潜在能力を持った腫瘍という形になるので、血液の中を巡って、他のところにがんが飛び散る場合がある。最初の砦が首のリンパ節なので、ここでしっかり治療しなければいけない。目に見えないような、がんの原因になるような病巣は抗がん剤で取り除く。また、今は色々な治療法が進歩しているので、それらと組み合わせることによって転移を防ぐ集学的治療が非常に重要だ」。

■口内炎だとして見過ごされるケースも

 舌がんを疑うべき症状として、2週間以上続く口内炎や白板症(舌の裏や側面に白斑)などがある。鏡で見ればすぐに気付き、違和感があるので分かると思われがちだが、初期の舌がんは見過ごされるケースもあり、分かった時には転移してしまっていることもあるという。

 堀さんも「最初は昨年夏頃に、舌の裏側に小さい口内炎ができました」「治りが遅いので、病院で診ていただきまして、その時は塗り薬や貼り薬、ビタミン剤などを処方して貰いました」とブログで説明している。しかし11月になっても症状は治まらなかったため、かかりつけの歯科医院で数回レーザーで治療を受ける。それでもしこりは舌の裏側だけではなく、左側面にも現れ、年が明けた頃には、激痛が走るようになったという。そして今月4日、大学病院で口腔癌との診断を受けた。

 小保田医師は「普通の口内炎と一緒なので痛みを感じる場合もあるが、外側に大きくなるような潰瘍を形成しない腫瘤型の場合は痛みを伴わない場合もある。口内炎だと1週間くらいで良くなるが、そうでない難治性のものの場合、がんを疑って、専門医にかかられた方がいい。白板症についても、罹っている方がたくさんいるし、それ自体が直ちにがんということではない。やはり胃がんや大腸がんなどに比べ、頭頸部がんは数が少ないので、一般の医師が経験する機会がどうしても少ないいし、歯科医師なので舌がんにあまり慣れてなかったということがあるかもしれない」と推測した。

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最終更新:2/22(金) 13:10
AbemaTIMES

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