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缶チューハイ、2ブランドに集中 配合の果汁は量よりも質を追求 サッポロビール

2/22(金) 13:03配信

食品新聞

サッポロビールのRTD(缶チューハイなど)事業は昨年、694万箱(250ml×24本換算)、前年比177%と、市場を大きく上回る躍進を見せた。今年の市場では、消費増税といった逆風もあるものの全体的にRTDには追い風とみて、コラボ商品とオリジナル商品の2軸を強化。中期経営計画の目標を1年前倒しした1千万箱、144%を目標に据える。

今年は特に「サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)」と新商品「レモン・ザ・リッチ」へ集中投資を行う。

昨夏に投入して好評の「99.99」は239万箱を達成。飲用者からは好評でブランド認知者の2人に1人が飲用しているが、認知率は3割に届いていない。

今年は「99.99 with」がテーマ。食やアウトドアなど「あらゆるシーンにベストマッチすることを、さまざまな角度から提案したい」(宮石徹営業本部長)。さらに「同クリアライム」を3月5日に投入して通年品を4種へ拡充する。

コミュニケーションには長谷川博己氏を継続起用。4種のCMを同時展開する。ブランド計年間販売計画は400万箱、167%。

4月2日には新価値提案として「レモン・ザ・リッチ〈濃い味レモン〉」「同〈濃い味ドライレモン〉」「同〈濃い味ビターレモン〉」の3種を発売。外食ではレモンサワーが成長している一方で、ユーザーは缶のレモンサワーに不満を抱いているとみており、キーワードに「本物感」を据える。

開発に5年をかけ、グループのポッカサッポロ社とのシナジーを発揮した。果汁の量を競う市場に対し質にこだわり、シチリア産レモンの果汁を選りすぐることで香り高く深みのある濃い味わいを実現したという。

事前調査では過去4年間のレモン系の調査で最も高い評価を得ており、継続購入意向も9割を超えた。

缶体にはレモンを中央に配し、裏面には中身の説明を掲載するなどしてこだわりを表現した。コミュニケーションではメーカー、レモンの有識者、ユーザーの3つの声で立体的に展開する。ブランド計年間販売計画は120万箱。

好評の「男梅サワー」は162万箱、98%で着地。今年はブランド露出の向上、刷新も行い165万箱、102%が目標。「愛のスコールサワー」は83万箱、204%と倍増。3月12日には刷新を予定し、派生商品も投入するなどして100万箱、120%を目指す。

「りらくす」は65万箱だった。今年はアルコール臭をさらに抑制するなどの全面刷新で90万箱、138%を掲げる。「キレートレモンサワー」も3月19日に刷新して70万箱、152%を目標にする。また2月26日にはALC12%の“強”アルコール「マグナム」2品を限定投入する。

最終更新:2/22(金) 13:03
食品新聞

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