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「良いサービスができた」で満足していませんか? Slush Tokyoで見つけた“ムーブメント”のきっかけ

2/22(金) 19:30配信

FNN PRIME

単なるテクノロジーの延長線上ではなく…

日本最大級のスタートアップの祭典「Slush Tokyo 2019」が22日、東京都内で開幕した。

【画像】展示ブースの様子を見る

「Slush」は、フィンランド発のイベントで、東京での開催は5回目となる。場所は東京・ビッグサイトだが、公用語は英語。展示ブースでは日本語の利用も可能なブースが多いが、セッションは日本人スピーカーでもすべて英語で行われる。

世界中から幅広い分野のスタートアップや投資家、大企業の新規事業開発担当などが集まり、2日間の日程で70以上のプログラムが実施される。

今回のテーマとして設定されたのが、「Call for Action(一歩を踏み出そう)」というもの。単なるテクノロジーの延長線上ではなく、「新しいムーブメントを起こそう」という取り組みも多い。オープニングトークで登場した東京都の小池百合子知事も「若い起業家の情熱と決断力で世界を変えてほしい」と語った。

マッチングサービスは数多くあるが…

ムーブメントのひとつとして感じられたのが、「コミュニケーションを生む」という仕組みの構築だ。

例えば、学生チームが考案したのは、ランチタイムに企業内の社員たちをマッチングするサービス。

「オフィスでの日常がルーティン化していて刺激がない」
「毎日同じメンバーと仕事をしていて新しい発見がない」
「他部署の社員とコミュニケーションを取りたいが出会うきっかけがない」

企業に勤めていて、そんな悩みを持っている人も多いのではないだろうか。

開発したアプリでユーザーがすることは、スマホでランチの時間帯を選択するだけ。すると、同じ時間帯を選択した社員を2~4人をランダムにマッチングしてくれる。あとは時間通りにスマホが指定した場所に行くだけ。相手のプロフィールも事前にスマホに表示されるので、それをきっかけにコミュニケーションをとることも可能となっている。

このネットワーキングで、社員のクリエイティビティや発想力の向上につなげるのが狙いだ。今後は、AIで自分の仕事の領域を広げてくれそうなマッチングを行なうことや、企業内だけでなくシェアオフィスでの展開なども視野に入れる。

実際に企業の社員食堂を見学して、ランチタイムにひとりでスマホをいじっている社員が多いことから、問題意識を持ったという。

マッチングサービスは様々なアプリがすでに世に出ているが、企業や男女など「なかなか出会えない人同士」のマッチングが多い。それに対し、このサービスは「そもそも出会える範囲内にいる人々」をつないでコミュニケーションを生むというコンセプトが非常にわかりやすい。

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最終更新:2/22(金) 19:30
FNN PRIME

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