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北朝鮮メディア 異例の早さで報道=金正恩氏のベトナム出発

2/24(日) 11:29配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が朝米(米朝)首脳会談のためベトナムへ専用列車で出発したことを迅速に報道したことで注目を集めている。

 朝鮮中央通信は24日午前、金委員長が27、28両日にベトナムのハノイで行われる朝米再会談のため23日に平壌駅を出発したと具体的に報じた。また、住民が読むことのできる党機関紙、労働新聞も24日付1面で金委員長が専用列車から手を振る写真などとともに金委員長のベトナム訪問を報じた。

 金委員長の出発翌日の報道ではあるが、ハノイまで鉄路で4500キロあり、ハノイまで列車で行くとしたら2日余りかかるにもかかわらず、最高指導者の身の安全を第一に考える北朝鮮メディアとしては異例の早さで出発を報じたといえる。

 昨年6月のシンガポールでの朝米初会談の際には、北朝鮮メディアは金委員長の動線を事前に公表しないという基本原則から、金委員長のシンガポール訪問について出発と現地到着を同時に報じていた。

 金委員長の父親の故金正日(キム・ジョンイル)総書記の時代は公式活動が完全に終わってから報道する原則だったが、金正恩体制では日程が終わる前に報じるなど、「普通の国」をアピールする姿勢をみせてきた。しかし、今回はさらに一歩前進したといえる。

 金委員長の安全や、金委員長の長期の不在にも北朝鮮内の安定が脅かされないことへの自信の表れともみえる。国際社会の注目が集まる中で、国際社会の慣行に従おうとする金委員長の意向も透ける。外国の文化に親しんだ若い指導者の金委員長と、政権の広報を総括する妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長の「開かれたマインド」の表れでもありそうだ。

最終更新:2/24(日) 11:29
聯合ニュース

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