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高度化する自動車盗 防止技術を逆手に取った「リレーアタック」、有効な対策は?

2/24(日) 6:02配信

乗りものニュース

盗難抑制に効果「イモビライザー」

 日本損害保険協会によると、2018年の自動車盗難認知件数は8628件だったそうです。自動車の盗難は、ピークだった2003(平成15)年の6万4223件から漸減し、この15年間で5万6000件も減少。年間1万件を下回るのは、じつに59年ぶりだそうです。

【表】盗まれやすい「車種」「都道府県」ランキング

「1990年代後半に、組織的犯罪による自動車の盗難が急増し社会問題となりました。これを受け2001(平成13)年、国や警察、民間の自動車関連団体が連携した『自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム(以下、官民合同PT)』が発足し、盗難防止技術の普及や啓発に取り組んできたのです。年間の盗難件数を1万件以下に抑えることは、まさに官民合同PTにとっての悲願でした」(日本損害保険協会)

 官民合同PTによると、犯罪グループが組織的に関与し、盗難車両が不正に解体され、中古部品として海外に輸出されるケースがあるとのこと。また日本でも、解体された部品がほかの車両に使用され、まっとうな車両として登録を受け、販売流通させる例などがあるとしています。

「ドアロックの啓発も行っていますが、ドアをロックしていても盗まれるケースが多いです。このため、盗難防止装置の普及にも努めてきました。クルマのキーが持つ電子的な情報と、車両側の情報を照合してエンジンを始動させる『イモビライザー』をはじめ、ハンドルロックやタイヤロック(金具などを噛ませてハンドルやタイヤを動かなくする商品)といったものです」(日本損害保険協会)。

 特に、イモビライザーが盗難防止に一定の効果を挙げているとのこと。国土交通省の資料によると、2015年時点でイモビライザーは8割以上のクルマに普及しており、日本損害保険協会は、イモビライザーを標準装備した車種が増えるにつれ、盗難件数が減ってきているとのこと。

 カー用品店「オートバックス」を展開するオートバックスセブンによると、「イモビライザーの普及は、確かに盗難防止に効果を発揮しています。しかしそれだけでなく、特に盗まれやすいと言われる車種(「プリウス」「ハイエース」など)のオーナーさんを中心に、防犯意識が高まっていることも、件数が減少している要因でしょう」と話します。

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最終更新:2/24(日) 20:52
乗りものニュース

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