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立川志の輔が語る「オチ」の芸術性 落語と映画の違いとは

2/24(日) 18:51配信

BuzzFeed Japan

そのあと、NHKの『ためしてガッテン』のスタッフに「この前、岩合光昭っていう人の写真展に行ってきてさ…」って話したら「ああ。ウチで『世界ネコ歩き』っていう番組をやっている人ですよ」って。

それで『岩合光昭の世界ネコ歩き』を見たら、「うわぁぁ!すごい!この人、こんなにネコと自然に話をしてる!」って感激しちゃって。

「岩合さんと一回ご飯に行けたら良いなぁ」「NHKで番組をやってるんだから誰か知り合いいるかなあ」と思っていたんです。

そうしたら『ためしてガッテン』を担当している部長さんが「私、昔ディレクターだったときに岩合さんの三脚持ちをやってました」って。それで岩合さんとお会いできました。

本当に純粋無垢な人で、こういう人だから動物がオープンになって、あんな素敵な瞬間が写真に撮れるんだと思ってね。

ある種の尊敬に近い念を抱いていた。今回オファーがあったときも「この人にしなきゃよかった、失敗したと思われたら、俺は生涯立ち直れない」と思った。

それで一度はお断りしたんです。でも、いくらなんでもメールだけで断るのは失礼だと思って、直にお電話して一言ご挨拶したんです。

「主役じゃなくて良いんです。通行人でも、何でもいいんです。ワンカットだけ出してもらえたら、僕の一生の思い出になるので」と(笑)。

そうしたら「とにかく事務所で話し合いましょう」と。それで、とりあえず作品のお話を伺って、スケジュールの話は事務所としてもらいました。

ただ、僕はワンカットだけのスケジュールの話をしているのかと思ったら、気づいたときには「主役だから、1カ月撮影で島に滞在しなきゃいけない」と。どんどんどんどん話が進んでいてね。

「なにをいってるんだよ!無理だって!そんな、主役なんかできないよ!」ってお伝えしたんですが、ある日、岩合さんがこんなことを仰ったんです。

「僕、明日からアフリカに行くので2週間帰ってきません。志の輔さんのことだから、その間にプロダクションに電話して“引き受けるの辞めます”って言うでしょう。でもそう言われたら、僕はもうこの映画撮るのをやめますから」

これには驚きましたよ(笑)。それでまぁ、そこまで仰るなら…とお引き受けすることにしたんですね。

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最終更新:2/24(日) 18:51
BuzzFeed Japan

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