ここから本文です

統計不正調査~なぜ野党は「仕組みの改善」を議論しないのか

2/24(日) 7:31配信

ニッポン放送

ジャーナリストの有本香がラジオ番組に出演。統計不正調査に関わる与野党の衆院予算委での審議について解説した。

安倍総理、統計不正調査とアベノミクスとの関連を否定

安倍総理は18日の午後の衆議院予算委員会で、アベノミクスの成果を強調するために毎月勤労統計の不正が行われたとする野党の主張を否定した。

新行)こうして疑惑ということになって来ると、第2のモリカケなのではないかと野党が追及しているような部分もある気がします。

有本)そうですね、第2のモリカケだと有権者も我々も思っているわけですよね。大体パターンが決まっていまして、官邸から圧力があったのではないか、それで役人がという話に持って行きたいのでしょう。統計に不正があったのは由々しきことですけれど、これは安倍政権になって突然始まったことではないですからね。ですからこれは構造的な問題を明らかにして、問題解決につなげて行かないといけないわけです。安倍総理がこうしたのではないか、官邸の圧力があったのではないかと、そこではなく。「統計というものが国の状況を知るために、どのように統計が整理されて、発表されるのかという仕組み」を「どう改善するか」ということを話し合って欲しいのです。
予算委員会ですからね、またモリカケと同様に時間を費やすことによって肝心な予算審議がほとんどできていないではないかという、毎度感があって、非常に疲れる話ですよね。

新行)根本的になぜその不正が行われたのかという部分を解明して、それを改善するためにどうするのかという部分の議論は行われてないですよね。

有本)各役所で統計をとっている。そこで統計の専門官のような人を採用して、そこにずっといらっしゃるということではなくて、統計は国全体を見なければならない。ですから、その統計の専門官は役所に就くのではなく、専門職採用をしていろいろな役所を動いてもらう形にしたらどうかと思います。統計のプロであるということは、ある役所の統計でなくてもとれるわけです。ということは1人の人間がそこに入って、特定の役所ではなく、いろいろな役所に動く。そして、それをまとめるところを置く。そうすると人材そのものも育って行くし、いろいろな役所のなかでも統計というものが国全体をいろいろな角度から見るように、段々是正されて行くこともあるのではないかと思います。
実は、我々も統計データが欲しいと思って、各役所にアクセスするのですが、めちゃくちゃ縦割りです。これはこれで私は非効率ではないかと思います。いろいろな政策に反映させて行く次の手を打つ、あるいはもっと遠くまで見た国家戦略を考えるというときに、なかなか全体が掴めないことがあるのではないかと想像します。

新行)有本さんがおっしゃるように、この統計が欲しかったらこの部署というように、あちこちへと行かなくてはならなくなって来ますよね。

有本)1つのテーマを知るために、ものすごく細切れになったもの、違う様式で出て来るものを我々が集めなくてはならないということもあります。

1/2ページ

最終更新:2/24(日) 7:31
ニッポン放送

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事