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赤身さっぱり春の味「初ガツオ」 豊洲市場に入荷始まる

2/25(月) 11:15配信

みなと新聞

 東京・豊洲市場に春を告げる「初ガツオ」の入荷が始まった。9~22日の入荷量は前年同期よりも4割少ないが、卸売業者は「鮮度が良いものは身質も良い」と評価、シーズンにはまだ早いが「初ガツオと言ってもよい」と話す。水産研究・教育機構によると、今春引縄漁の来遊量(高知―三重)は、過去5年(20113~17年)を上回る予測。「初ガツオ」商戦の盛り上がりに期待がかかる。

 初ガツオは春から初夏に、黒潮に乗って太平洋を北上するカツオを指す。秋に獲れる「戻りガツオ」よりも脂が少なく、さっぱりした赤身が特徴だ。卸売業者によると、「(スーパーなどの)量販店が扱う数量はまだ品ぞろえ程度。季節を先取りして売り場に展開し、なじませていく」とする。一般的には、気温の上昇に合わせて清涼感ある刺身などの生食需要は増えていく。

 昨年は生カツオを原因としたアニサキス食中毒の報告が相次ぎ、扱いを止めた量販店があった。卸は「魚の内臓にアニサキスがいるのは当たり前。入荷量が増え、アニサキスの発見が目立つと影響が出てくる」とため息交じりに話す。ただ現時点ではアニサキスの報告はないという。

 アニサキスは60度で1分以上の加熱、またはマイナス20度以下で24時間以上の冷凍によって死滅する。魚介類の鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動するため、「魚を0度近くに保つか、速やかに内臓を除去することも有効」と有識者。調理の際には目視で確認することも効果がある。

 昨年量販店では、アニサキスの心配がない解凍カツオを扱う動きが目立った。

[みなと新聞2019年2月25日付の記事を再構成]

最終更新:2/25(月) 11:15
みなと新聞

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