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元フジテレビ・田中大貴アナ ダルと日本ハム金子の初会話は異次元レベルの技術論

2/27(水) 10:00配信

デイリースポーツ

 プロ野球界に幅広い人脈を持つ元フジテレビ・田中大貴アナが人気選手の隠れた一面を紹介していくコーナー。キャンプ編の今回は日本ハム・金子弌大投手。今季日本ハムへ移籍したからこそ巡り合えたとも言えるダルビッシュ有投手との出会いがあった。

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 チームが変わることによって生まれる出会いって素敵やな、と思うことがキャンプ取材中にありました。

 「チェンジアップの時、腕を棒のようにして投げる感覚ってどんな感覚ですか?って質問しに来てくれて…驚きました」

 日本ハム・金子弌大投手がカブスのダルビッシュ有投手について話してくれました。「彼とは同期入団。でも意外と話したことがなかったんですよ」。2004年入団組。ともに沢村賞投手に輝き、球界を沸かせてきた好投手。意外や意外、2人が接する場面は一度もなかったのです。話したことなかったんや…こちらはもっと驚きました。

 「彼は僕の変化球バイブルの本を読んでくれていた。でも、チェンジアップを投げる時のことをもっと詳しく知りたいと聞きに来てくれた。彼もチェンジアップを習得したいと思っていて、だから僕の言う『腕を棒のように使って投げる』がどんな感覚か教えて欲しいと。うれしかったです」

 力み過ぎると腕がしならず棒のようになり、ストレートがお辞儀してしまうように落ちる。この感覚をチェンジアップに活かし、変化を大きくさせるんだ。そうダルビッシュ投手に伝えた、と金子投手は教えてくれました。

 初めての2人の会話は異次元のレベルでの技術論。求めるものは同じでした。現状に甘んじることなく、更に良いものを取り入れたいという探究心が2人にはありました。

 金子弌大という男が、大英断を下し、ファイターズに移籍したからこそ巡り合えたとも言えるダルビッシュ有との出会い。新天地で初めてのアリゾナキャンプ。そこに同じくアリゾナでスプリングトレーニングを張るシカゴ・カブスのダルビッシュ投手がいた…。もし、金子投手が移籍をしていなかったら2人がコンタクトを取り、ピッチング談議に花が咲くことはなかったかもしれません。

 金子投手からもらったアドバイスによってダルビッシュ投手が大リーグでチェンジアップという新球を披露する…。これはまさに日本球界の技術の結晶。出会いというドラマを感じた春でした。

 ◆田中 大貴(たなか・だいき)1980年4月28日生まれ、38歳。兵庫県小野市出身。小野高から慶大に進学し、硬式野球部では02年春の東京六大学リーグで本塁打王のタイトルを獲得するなど、スラッガーとして脚光を浴びた。03年フジテレビ入社。レギュラーとして朝の情報番組『とくダネ』など多数に出演。プロ野球界をはじめ、各界に幅広い交友関係を持つ。18年4月に退社し、現在はスポーツアンカーとして活躍中。

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