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「大学側は法科大学院の学生たちが置かれた環境を知っていたはずだ」一橋大学アウティング訴訟、きょう判決

2/27(水) 6:01配信

AbemaTIMES

一橋大法科大学院に通っていた男子学生が同性愛者であることを同級生に口外されたことに悩み転落死した事件をめぐり、遺族側が大学を提訴した民事訴訟の判決があす言い渡される。 

 発端は亡くなる4か月前、2015年4月のこと。男子学生Aさんが同級生の男性Bさんに思いをLINEで告白したことだった。その2か月後、Aさんは同性愛者であることをクラスメイトが参加するLINEグループで暴露される。本人の意に反して第三者に暴露する行為、いわゆる「アウティング」だ。Aさんは精神的なショックから、男性を見ると動悸や吐き気などの症状が発作的に出るようになり、差別などの不安から授業にも出席できなくなり、苦しみを抱えながら亡くなった。

 Aさんの遺族を取材した小川彩佳アナウンサーは印象に残った言葉として「Bさんもまた、LGBTやアウティングについて誰も教えてくれなかった、この社会の被害者だと思う」を挙げている。Bさん側とAさんの遺族と男性の間ではすでに和解が成立しているが、Aさんは亡くなるまでの2か月間、大学にアウティング被害の相談をしていたことから、大学側の対応責任を問う民事訴訟を提起。あす判決を迎える。

 最初に打ち明けたのは、授業を受け持っていた教授だった。訴状などによると、Aさんは教授にクラス替えなどの相談をしたりしていたが、教授は「クラス替えをすれば余計大事になる」と話し、最終的には「学生間のトラブル」と結論付け、事案として取り扱わなかったという。さらにAさんはハラスメント相談室でも4度面談。しかし相談員は「自身が同性愛者であることを受け止めきれていないからアウティングで傷つくのではないか?」と、Aさん自身の問題と認識。男性に恋愛感情などを抱くAさんに対し、心と体の性が一致しない、性同一性障害の医療支援などを行うクリニックの受診を薦めました。同性愛と性同一性障害を混同していたとみられている。

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最終更新:2/27(水) 6:01
AbemaTIMES

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