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ソランジュが2年半ぶり新作を発表 ファレル、タイラー・ザ・クリエイターらも参加

3/1(金) 21:40配信

bmr.jp

ソランジュが2年半ぶり新作を発表 ファレル、タイラー・ザ・クリエイターらも参加

ソランジュが2年半ぶり新作を発表 ファレル、タイラー・ザ・クリエイターらも参加

2016年に発表した『A Seat At The Table』で全米アルバム総合チャート1位を獲得したほか、様々なメディアから絶賛され、収録曲がグラミー賞も手にしたソランジュが、2年半ぶりの新作『When I Get Home』を1日、サプライズ・リリースした。

デヴ・ハインズをメイン・プロデューサーに据え、80年代R&Bサウンドを現代的に仕上げたEP『True』を2012年にインディ・レーベルから発表して注目を集め、自身のレーベル/メディア Saint Heronを立ち上げて「ジャンルを無視したR&Bアーティストのコミュニティをもっと育てたい」として『Saint Heron』と題したコンピレーションを発表するなど、「ビヨンセの妹」という枕詞も不要なほどアーティストとしての個性を確立したソランジュ。

特に2016年9月にデジタル配信先行リリースされた『A Seat At The Table』は、ラファエル・サディークを共同エグゼクティヴ・プロデューサーに迎え、Qティップ、リル・ウェイン、アンドレ3000からサンファ、ケレラまで、メジャー/インディ、有名無名を問わず多彩な才能を迎え、黒人女性であることを繊細に、優雅に描いた作品としてのその完成度の高さにより、最高のA評価を与えたEntertainment Weeklyを始め、様々なメディアから絶賛。Pitchfork、NPR Music、SPINなどが年間ベストの1位に選んだ。米TIME誌も年間2位に選出し、「もし、次の世代のために現状を変える力がアルバムというものにあるとしたら、そのアルバムは『A Seat At The Table』になるだろう」と評価。そしてこれにより、2017年の第59回グラミー賞で収録曲“Cranes In The Sky”が最優秀R&Bパフォーマンス賞の候補となり、見事受賞。初のグラミーの栄誉も手にした。

2017年にはグッゲンハイム美術館で特別なライブ・パフォーマンスを披露したほか、昨年はハマー美術館で「Metatronia」と題した、インスタレーション形式のパフォーマンスを提示、ハーバード大学によるHarvard Foundationのアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、アーティスティックな感性をますます輝かせているソランジュは、昨年10月の時点で、T Magazineのインタビュー記事の中で、ニューオーリンズ、ジャマイカ、カリフォルニア州トパンガキャニオン、ヒューストンなどで新作がレコーディングされたことが伝えられ、まもなくリリース予定とも紹介されていた。

その後しばらく音沙汰が途絶えたが、今年1月になって、ソランジュが4月に開催される世界的音楽フェスティバル〈Coachella Festival〉に出演することが発表。また夏にかけて、英国など他の音楽祭にも出演することが決定するなど動きを見せた中、2月26日になって、アフリカ系アメリカ人向けのSNS/メディアであるBlackPlanetに謎のイメージ映像を公開。続けて28日にミュージック・ビデオらしき映像の断片や、トラックリストと思われる画像をTwitter等で公開したことにより、新作の到着が間もないのでは?と注目を集めていたが、その予測どおり、ソランジュのニュー・アルバム『When I Get Home』が3月1日にデジタル配信リリースされた。

前作『A Seat At The Table』においてもインタールードを多く挿み、ひとつの世界観を築き上げていたが、今回の新作『When I Get Home』も、全19トラックのうち、インタールード/インターミッションが6曲存在。また、2分未満の楽曲もあることから、全体では40分を切る短めの作品となっている。しかし前作同様、多彩な才能を招集し、濃密な音楽体験を構築。

今回は、ソランジュ・バンドでドラムを務めていたジョン・キーが10曲、前作で“Junie”などに関わったジョン・キャロル・カービーが8曲を手がけており、彼らがメイン・プロデューサーと言えそうだ。また、ジャズを中心にヒップホップ、ロック、ソウルなど様々なジャンルを越境するニューヨークの新進グループ=スタンディング・オン・ザ・コーナーが抜擢されているほか、フランク・オーシャン『Endless』にも関わった仏音楽家クリストフ・シャソル、ERIMAJとしての活躍でも知られる気鋭ジャズ・ドラマーのジャマイア・ウィリアムスもプロデューサーとして参加している。

また、今年のグラミー賞でプロデューサー・オブ・ザ・イヤーに輝いた世界的ヒットメイカーであり、ソランジュとは過去に“I Decided”などで組んだファレル・ウィリアムスや、全米チャート1位になったミーゴス“Bad and Boujee”を始め、数々のラップ・ヒットを手がけるメトロ・ブーミンに加え、人気ヒップホップ・アーティストのタイラー・ザ・クリエイター、近年はプロデューサーとしての活躍も目立つアール・スウェットシャツ、人気若手R&B~ヒップホップ・バンド=ジ・インターネットの最年少メンバーであり、ケンドリック・ラマーのグラミー受賞作『DAMN.』を手がけるなどプロデューサーとしても活躍しているスティーヴ・レイシーといった西海岸勢も貢献。他にも、『True』を手がけたデヴ・ハインズや、アニマル・コレクティヴのパンダ・ベアのほか、“Nothing Without Intention (interlude)”には前夫とのあいだにもうけた14歳の息子ダニエル・ジュールズ・J・スミス二世の名前も。

さらに、前作同様に様々なアーティストたちの声がフィーチャーされており、タイラー・ザ・クリエイター、メトロ・ブーミンらに加え、前作にも参加したサンファやザ・ドリーム、またアトランタの若手アブラや、以前にソランジュがプロデュースするなど交流のあるキャシーといった女性R&Bシンガーたちから、グッチ・メイン、スカーフェイス、デヴィン・ザ・デュード、プレイボーイ・カーティといったラッパーたちまで、こちらの顔ぶれも豪華だ。

昨年のT Magazineのインタビューでは、ニュー・アルバムは温かく、流動的になり、また前作『A Seat At The Table』に比べて官能的になると話していたソランジュ。本作『When I Get Home』は「起源の探求」を謳っており、地元ヒューストンのレジェンド・ラッパーであるスカーフェイスなど、そのタイトルどおり生まれ故郷を強く意識しているようだ。3月3日にはヒューストンの9つの場所で「アルバム体験」となる特別なイベント「When I Get Home, A Special Album Experience」も準備されている。

1. Things I Imagined
2. S McGregor (interlude)
3. Down With The Clique
4. Way To The Show
5. Can I Hold The Mic (interlude)
6. Stay Flo
7. Dreams
8. Nothing Without Intention (interlude)
9. Almeda
10.Time (Is)
11. My Skin My Logo
12. We Deal With The Freak'n (intermission)
13. Jerrod
14. Binz
15. Beltway
16. Exit Scott (interlude)
17. Sound Of Rain
18. Not Screwed! (interlude)
19. I'm A Witness

最終更新:3/1(金) 21:40
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