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猫は飼い主の性格に影響を受ける 研究

3/1(金) 8:11配信

The Telegraph

【記者:Sarah Knapton】
 飼い猫が太っていたり、問題行動を起こしたりしているのなら、鏡で自分を見てみれば、その原因が見つかるかもしれない。

 英ノッティンガム・トレント大学(Nottingham Trent University)と英リンカーン大学(University of Lincoln)による新たな研究で、飼い主の性格と飼い猫の行動や幸福度の間に関連があることが分かった。研究結果は、米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された。この中で、人間でも親の性格が子どもの性格に影響を及ぼすことがあるように、飼い主の性格が飼い猫の性格に影響を及ぼすことが示唆されている。

 研究では主に、英国在住の猫の飼い主3000人以上を対象に調査を実施した。飼い主は、自分の性格と共に、飼い猫の行動、健康状態、日常の様子について質問を受けた。

 その結果、不安や心配、怒り、抑うつ、孤独などを強く感じやすく、神経症的傾向を示す値が高かった飼い主の猫は、問題行動を起こしがちであることが分かった。

 また、このような飼い主に飼われている猫は、より攻撃的で、不安や心配に駆られた行動をしたり、ストレスに起因する病気になりやすく、何らかの病気にかかっていたり、太っていたりする傾向を示した。逆に、精神的に安定している飼い主に飼われている猫は、より穏やかで幸せそうで、健康的だった。

 ノッティンガム・トレント大学の動物・地域・環境科学学部の研究者で、論文の共同執筆者であるローレン・フィンカ(Lauren Finka)氏は、「多くの飼い主が、ペットを家族の一員とみなし、緊密な社会的絆を築いている」「従って、ペットが飼い主の触れ合い方やしつけ方から影響を受ける可能性は大いにあり得る。また、触れ合い方やしつけ方が、私たちの性格の違いに影響を受ける可能性も大いにあり得る」と説明した。

「飼い主の多くは、自分の猫の世話に最善を尽くしたいと思っているが、今回の研究結果は、私たちの性格とペットの幸福度に重要な関係があることを明らかにした」「このような飼い主と飼い猫の因果関係の特性を調べ、飼い主の性格が猫の行動や幸福に直接的な影響を与えているのか、与えているとすればどのように与えているのかを探るには、さらなる研究が必要だ」

 過去の研究では、人間では親に神経症的傾向があると、一般的にその子どもの幸福に対してマイナスの影響を与えることが分かっていた。また、親の協調性、誠実性、寛容さ、外向性は、親の子育て方法や子どもの幸福にプラスの影響を与えることも分かっていた。

 今回の研究は、ペットは飼い主の気分も同じように感じ取り、吸収することを示している。【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:3/1(金) 8:11
The Telegraph

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