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運動後のタンパク質補給にちくわ? メーカーがスポーツ好きに注目する理由

3/1(金) 10:58配信

みなと新聞

 スポーツのお供にちくわ―。魚肉ねり製品メーカーの新商品に異変が起きている。これまで魚肉ねり製品は、味や食感にこだわった商品が主流だった。ただ今年に入り、本来の強みである低脂肪・高タンパクな機能性に着目した新商品が相次ぎ登場。スポーツ好き向けの栄養補給食品として、市場開拓を目指す。

 一正蒲鉾(新潟市)は手軽にタンパク質補給ができる「スポちく」を発売する。片手で食べられ、1本約45グラムと満足感ある食べ応えに仕上げた。筋肉の分解抑制や修復に効果的とされるBCAAや、疲労回復に効果的とされるビタミンB1を配合した商品を用意する。スギヨは(石川県七尾市)「カラダづくりに!」とパッケージでうたった「カニカマ習慣」を春夏の新商品で提案。運動後に食べやすいスティック形のカニ風味かまぼこ(カニかま)を新たに投入した。

 メーカーがスポーツ好きに着目する背景には、カニかまブームがある。昨年テレビ番組で、カニかまが筋肉をつくると紹介。放送直後は、需要が急増しメーカーでは欠品が相次ぎ、現在も増産が続いている。ブームを受けメーカーは、カニかまと同じ魚肉すり身を使い、スポーツ好きに特化した商品を投入した。

 魚肉ねり製品(ちくわ・かまぼこ類)の国内市場は縮小傾向にある。生産量は1975年の103万トンをピークに減少。2008年には50万トンを割り、17年は44万トンとなっており、国内市場の掘り起こしが急務となっている。

[みなと新聞2019年2月28日付の記事を再構成]

最終更新:3/1(金) 13:23
みなと新聞

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