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就活解禁!人気企業の選考通った学生のESを公開。面接の通過状況を公開する企業も【2019就活】

3/1(金) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2020年卒対象の就職活動が解禁となる3月1日、就活クチコミサイトのワンキャリアはJR渋谷駅界隈で、実際に学生が企業に提出したエントリーシート(ES)を匿名公開するキャンペーンを始めた。「#ES公開中」と掲げ、誰の目にもつくように、ESを配置した巨大広告を壁一面に張り出し、SNSでも拡散を仕掛ける。

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「内定取得のためのハウツーに時間と気力を消耗するような就活ではなく、学生が本当に進路やキャリアを考えられる就活を」(ワンキャリア担当者)と、訴える狙いという。

経団連ルールでは内定解禁が6月とされながら、6月1日にはおよそ7割の学生が内定を得ているなど(2018年リクルートキャリア調べ)、ホンネとタテマエが渦巻く就活は、学生にとっても不安のかたまりだ。そんな中、#ES公開中以外にも、人事面接の通過状況や説明会内容を公開するなど「オープンでフェアな就活」を目指す企業も出ている。

なぜ実際のESを公開するのか

ワンキャリアが2週間にわたって公開するESは、同社が実施する就活生の人気ランキング上位計20社。これらの採用選考を近年に受けた学生が、実際に企業に提出したものだ。3月1日にはITと広告業界のESそれぞれ5社分ずつが巨大広告やウェブサイトに登場した。今後も、商社など人気業界のES公開を準備しているという。

同社が運営する就活クチコミサイトに登録している学生の同意を得て、個人情報は全て伏せた上で「志望動機」や「学生時代にがんばったこと」といった、ESではおなじみの項目を、公開する。

実際の社名こそ明かさないが、国内外の大手IT企業や広告代理店など、名だたる人気企業に実際に提出され、ES選考を通過した生のESを、誰でも見ることができるようになる。

渋谷駅付近の巨大広告のそばで、ESはラックで提供され、持ち帰り放題だ。

人気企業でES選考を通過した“模範解答”が出回ることには、否定的な意見も当然、予想される。それでもなぜ公開に踏み切るのか。

「今の就職活動は、ESを書いたり面接対策をしたりと、内定をとるノウハウに7割程度の時間やエネルギーを割いて、実際にどう働くか何をするかなど、キャリアや人生を考える時間は2~3割ほどです」

ワンキャリアの担当者はこう説明する。

模範解答を公開することで「ESの上手な書き方など、本質的ではない部分にかける時間を圧縮して、空いた時間に人と会ってキャリアの話をしたり実際に企業の中に入ってインターンで働いてみたり、学生が前向きに進路と向き合える就活に変えたい」(担当者)という。

そもそも「内定がもらえるESの書き方」や「必勝面接法」など、ネット上には不確かな就活攻略法があふれている。「内定がゴールになりがちな就活のあり方を、企業にも学生にも問い直したい。就活に透明性をもたらしたい」というのが#ES公開中のメッセージと、ワンキャリア担当者は話す。

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最終更新:3/1(金) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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