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「青春18きっぷ」活用の幅広がる! ダイヤ改正で東京~青森間に「新乗継ルート」誕生

3/2(土) 6:03配信

乗りものニュース

秋田~青森間の快速新設で約40分短縮

 JR線の普通列車(快速を含む)が乗り放題の「青春18きっぷ」。普通列車を乗り継いで長い距離を移動すればするほど、所定の運賃よりお得になります。この「18きっぷ」の活用の幅を広げる列車が、2019年3月16日(土)のダイヤ改正で誕生することになりました。

【地図】快速新設で増える「1日ルート」

 その列車は、秋田駅を19時20分に発車する青森行き快速。現在の特急「つがる5号」の運行時刻がダイヤ改正で約4時間繰り上がるため、その代わりに新設されます。所要時間は現在の「つがる5号」より7分長い程度です。

 東京~青森間をJR線の普通列車だけで移動する場合、現在の主要ルートは、新潟経由(高崎線、上越線、信越本線、白新線、羽越本線、奥羽本線)と、宮城・山形経由(東北本線、仙山線、奥羽本線)があります。いずれも早朝の4時44分に東京駅を出発して普通列車を乗り継いでいくと、秋田駅は18時台の到着。ここから普通列車に乗り継ぎ、青森着は22時52分です。

 ダイヤ改正後は、新潟経由と宮城・山形経由ともに、秋田駅で新設される青森行き快速への乗り継ぎが可能に。青森着は39分早い22時13分になります。

 ちなみに、東京から盛岡まで東北本線を利用して、その先は第三セクターのIGRいわて銀河鉄道(岩手県)や青い森鉄道(青森県)を使うルートのほうが、ダイヤ改正の前後ともに所要時間は短いです。ただし、一部の区間は「18きっぷ」とは別に三セク鉄道の運賃を払わなければなりません。

「新ルート」は岩手を経由

 所要時間の短縮だけではありません。快速の新設により、1日だけで東京から青森まで移動できるルートがひとつ増えます。

 そのルートは、東京~仙台間と横手~青森間が宮城・山形経由のルートと同じ。仙台駅から横手駅(秋田県横手市)までは、東北本線を北上駅(岩手県北上市)まで進み、北上~横手間はローカル線の北上線を経由します。

 この「北上線ルート」は、秋田駅に到着するのが19時12分。現在のダイヤでは、普通列車だけで青森まで移動できる最終列車(大館で乗り継ぎ)に接続していませんが、改正後は青森行き快速に乗り継げるようになり、その日のうちに青森へ到達できます。

 どのルートも東京から青森まで相当な時間がかかるものの、5日(回)分がセットになっている「18きっぷ」(1万1850円)を使えば、1日あたりわずか2370円で、東京から700~800km先にある青森まで移動できます。

 このほか、青森駅では青い森鉄道の八戸駅(青森県八戸市)に向かう最終の普通列車(22時20分発)に乗り継げます。青い森鉄道の青森~八戸間は通過利用に限り「18きっぷ」を使える特例があるため、東京から東北本線、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道の普通列車を使って、盛岡・二戸経由で八戸に行くより安く移動できます。

 また、新青森駅で青森行き快速から北海道新幹線に乗り換えれば、新函館北斗行き最終列車「はやぶさ37号」と函館本線の普通列車を乗り継いで、その日のうちに函館駅に到達できます。ただし、この場合は新幹線の乗車券と特急券を追加で購入する必要があります。

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