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内村光良は語る、「老い」と「家族」と向き合う日常を。

3/2(土) 10:03配信

BuzzFeed Japan

「最近、老いを感じる瞬間が増えた(笑)」。内村光良、54歳。紅白の司会や“コント職人”として活躍を続ける一方、年齢の重なりとともに人生観に変化が生まれたという。親族の死をきっかけに「自分も死を意識するようになった」と明かす。

この春、新作小説『ふたたび蝉の声』を発表する。物語には、内村が歩んできた人生のエッセンスが散りばめられている。

「内村光良」はなぜ生まれたのか、そしてどこへ行くのか。作品に込めた気持ち、いまの年齢だからこそ思うことを聞いた。
(取材:BuzzFeed Japan 吉川慧)

「家族」のテーマを描きたかった

――今回の小説は、主人公の進を中心に、姉のゆり、妻の百合子など、家族や友人たちが織りなす群像劇でした。どんな思いを込めましたか。

「家族を思う」というのを今回のテーマにしました。

主人公の進は中年俳優。妻は元女優で、大学生の娘がいる。姉のゆりは元JALのCAで、宏という年下の夫と息子がいます。軸になるのは、この2つの家族です。

進は自分と比較的近い年齢なので、青年時代の描写では自分がよく聞いていた音楽や映画、テレビ番組も入れ込みました。同世代の方には懐かしい気持ちになってもらえるかなと。

自分を投影した部分も…

――主人公の学生時代には山口百恵や松田聖子、松山千春、矢沢永吉など往年のスターの名前が出てきましたね。

1970年代~80年代、あの頃は「ザ・ベストテン」の全盛期。みんなが同じ曲を知っていました。

当時の曲を聞くと思い出が蘇ってきますよね。通っていた学校の校舎や教室が浮かんできて、世良公則やジュリー(沢田研二)のものまねをするやつがいたなぁとか。そんなことを考えながら筆を進めました。

要所要所では自分を投影しているところもあります。僕も仮面ライダーやウルトラマン、ブルース・リーの真似事ばっかりやっていました(笑)。

高校時代には友達と8ミリフィルムで映画を作って、視聴覚室で放映したり。自分の経験を元にしながらも、フィクションを描く醍醐味を楽しみました。

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最終更新:3/2(土) 10:11
BuzzFeed Japan

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