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東京マラソン、九州勢もチャンスうかがう

3/2(土) 11:53配信

西日本スポーツ

 東京マラソンに出場する有力選手の会見で、九州関連選手も意気込みを示した。九電工の大塚祥平と西鉄の福田穣は、ともに2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を得ているが、今大会に強い思いで臨む。女子ではワコールの一山麻緒=鹿児島・出水中央高出身=が初マラソンに挑戦。車いす男子の山本浩之(福岡県)は自身初の連覇を目指す。

【写真】陸上教室で山本浩之さん(左)の指導を受ける参加者

■前田先輩超える 男子・大塚

 大塚は九電工の先輩で、2018年に現役を引退した前田和浩氏の記録を目標に掲げた。前田氏は、2013年の東京マラソンで2時間8分0秒を記録。「その数字を意識して、自分の自信になるような大会にしたい」と力を込めた。

 昨年末から40キロ走を7本こなすなど、じっくりと準備を重ねてきた。「今回は速いペースになると思うが、スピードを意識して練習してきた」。昨年2月の別府大分毎日マラソンで出した自己記録の2時間10分12秒を上回る走りを目指す。

 昨年11月の九州実業団毎日駅伝では7区で区間賞を獲得。「調子も上がってきたし、MGCに向けて自分の存在を示すレースにしたい」と意気込んだ。

■打倒木滑の誓い 男子・福田

 昨年12月の福岡国際でMGC出場権をつかんだ福田が「打倒木滑」を掲げて、初の東京に挑戦する。福岡・大牟田高出身の福田と長崎・瓊浦高出身の木滑は同じ28歳。実業団の八千代工業(埼玉)から移籍した2016年、九州の実業団チームによる合同合宿で、木滑をはじめMHPS勢の3部練習に“カルチャーショック”を受けた。

 「実力が上の木滑選手に練習量でも負けたら、絶対に勝てない」。自分を見つめ直す契機になったといい、17年の春からは毎月1000キロを課すようになった。福田によると最近はトラックや駅伝で木滑に勝っているという。今回の目標タイムは自己記録の2時間9分52秒を大きく上回る7分台。「マラソンでも勝てるように付いていく」と端正な顔を引き締めた。

■21歳初マラソン 女子・一山

 初マラソンの一山は2時間21分台を目標タイムに設定した。招待選手として臨んだ会見では「初めてなので、怖がることなく行けるところまで行きたい」と挑戦者のメンタリティーで自身のスイッチを入れた。シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんの動画などを見て走るモチベーションを上げたという21歳は「世界で勝負することを意識したい」と決意した。

■52歳初の連覇へ 車いす男子・山本

 車いす男子の山本が改良したフォームで自身初の連覇を狙う。4度目の優勝を飾った前回は鈴木朋樹(トヨタ自動車)との一騎打ちを1秒差で勝利。「いかに体力を温存できるかが課題。効率良く走れるように、無駄のない鈴木君のハンドリングを参考にした」。5月で53歳になるベテランは明かした。リオデジャネイロ・パラリンピック金メダルのマルセル・フグ(スイス)や昨秋のシカゴとニューヨークシティーを制したダニエル・ロマンチュク(米国)ら強豪ぞろいの大会。「自分に活を入れるという意味で」と大会新記録となる1時間25分59秒の目標タイムを挙げた。

西日本スポーツ

最終更新:3/2(土) 11:53
西日本スポーツ

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