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東京五輪「金」候補のバドミントン男女ペア東野&渡辺に禁断「恋愛」質問

3/3(日) 11:09配信

東スポWeb

 身体能力で差のある男女がペアを組む混合ダブルス。テニスや卓球でおなじみの種目だが、実はバドミントンでも認知度が急上昇している。そのムーブメントの中心にいるのが渡辺勇大(21)、東野有紗(22=ともに日本ユニシス)だ。昨年3月に権威ある全英オープンを日本勢で初制覇。6日開幕の同大会では連覇の偉業に挑む。世界ランキング3位となり、東京五輪の金メダル候補としても期待を背負う、相性抜群の2人に“禁断”の質問をぶつけてみると――。

「ユウタ君」「東野先輩」。そう呼び合う2人は、福島・富岡第一中からペアを組む1学年違いの先輩と後輩だ。中学時代、初めてペアを組んだ瞬間、東野は「すごくやりやすい!」と直感した。以来、富岡高、日本ユニシスと同じ道を歩んでペアを継続。高校卒業後、別々の道に進む岐路に立たされたときも、東野は「ユウタ君じゃないとダメ」とペア存続を強く熱望し、猛アタックしたという。

 東野:私が先に社会人になり、ずっとユウタ君に「ユニシスに来てほしい」ってLINEで言い続けていました。中学の時からユウタ君は「天才」でしたからね。

 渡辺:ボクは褒められて伸びるタイプなので、一生そう言い続けてほしい(笑い)。でも、最初は「お誘いはありがたいけど、ボクの考えで決めさせてください」と答えていました。

 高校3年の時点で渡辺の元には複数の実業団から誘いがあった。そのため東野には“保留”と伝えていたが、最終的に「ボクが夢を追う環境を与えてくれるのはユニシス」と決断。いちずな思いに背中を押された。答えを聞いた東野は「ヤッター!」と歓喜したという。晴れてペア存続となったが、その後は決して順風満帆ではなかった。日本では当時はまだ混合ダブルスの認知度が低く、世界の強豪ペアとは力量差も歴然だった。

 東野:いつ結果が出るのだろう…ってずっと悩んでいましたね。

 渡辺:やってきたことに自信はありましたが、やっぱり結果という目に見える形がないとしんどい。面白くないし、正直、腐っていましたね。

 転機が訪れたのは2017年11月。専属コーチとしてマレーシアからジェレミー・ガン氏(40)が招聘され、2人は「頭を使ったプレー」「ゲームプランニング」を徹底的に叩き込まれた。すると昨年3月、伝統ある全英オープンで日本人初制覇を成し遂げ、同年11月の香港オープンでも強豪の中国ペアを破って優勝。さらに12月の全日本総合選手権で2連覇を達成し、完全に覚醒した。

 現在のバドミントン界はリオ五輪女子ダブルス金メダルの“タカマツペア”こと高橋礼華(28)、松友美佐紀(27)組(日本ユニシス)、昨年の世界選手権男子シングルス金メダルの桃田賢斗(24=NTT東日本)らが中心にいるが、ここにきて“ユウタ・アリサ”の混合ダブルスが一気に脚光を浴び、東京五輪金メダル候補に躍り出た。

 東野:以前なら崩れる場面でも今は2人で立て直せる。高校のころは“あうんの呼吸”だけでやっていたけど、最近は逆にたくさん会話し、コミュニケーションを取るようになりましたね。

 渡辺:もう長いので言わなくても分かることが多いですが、今はあえて口に出して作戦を練る。自分たちの長所を生かすプラン、体と戦術がうまくかみ合ってきて、必然的にオリンピックで金メダルを取れる意識が芽生えてきました。

 互いの性格は知り尽くしている。「私はほとんど何もしないときがある」(東野)という驚異の身体能力を持つ渡辺は相棒のミスをカバー。逆にメンタル面では1歳年上の東野が支える。精神的に波が激しい渡辺が試合中に熱くなると「大丈夫だよ」と声をかける。「調子いいときは何も言わずついてきてくれる。ありがたい存在です」と渡辺は頭が上がらない。

 2人は独身。当然、こんな疑問が湧いてくる。恋愛関係には発展しないのか? そう本紙がぶつけたときのリアクションを忠実に再現しよう。

 ――ぶっちゃけ、恋愛感情は生まれないのか

 東野:ハハハハ。

 渡辺:海外では結婚したペアもいますよね。

 ――で、お二人は

 渡辺:お互いに大切なパートナーですが、今のところまだ恋愛感情には至ってないですねぇ。でも、もしかしたら…これからあるかもしれませんよ(笑い)。

 ――本当ですか? 東野さんも?

 東野:フフフ、そうですね。

 渡辺:じゃあ、もしボクらに恋愛感情が芽生えて、そういう関係になったら一番に教えます。そうしたら東スポさんの1面でお願いしますよ!

 写真撮影で手と手を合わせて見つめ合うと、東野は「こんなの初めてだね」とニッコリ。ラフなシーンになると、渡辺の呼び方は「東野先輩」から「ヒガッシー」に変化する。東京五輪金メダル、世界ランキング1位と野望は果てしないが、さらに2人の関係も含めて結末はいかに?

☆ひがしの・ありさ 1996年8月1日生まれ。北海道岩見沢市出身。福島・富岡第一中を卒業後、富岡高を経て2015年に日本ユニシスに入社。渡辺勇大との混合ダブルスで18年の全英オープン、香港オープンを制覇。全日本総合選手権は17、18年と連覇した。160センチ。

☆わたなべ・ゆうた 1997年6月13日生まれ。東京・杉並区出身。福島・富岡第一中を卒業後、富岡高を経て2016年に日本ユニシスに入社。東野有紗との混合ダブルスで18年の全英オープン、香港オープンを制覇する一方で、遠藤大由(32)との男子ダブルスでも17年の全日本総合選手権を制すなど2種目で活躍中。167センチ。

最終更新:3/3(日) 11:09
東スポWeb

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