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開くのは2日だけ! 「日本最少」JR四国の津島ノ宮駅、営業しない日はどうなっている?

3/3(日) 6:02配信

乗りものニュース

毎年8月の2日間だけ営業

 鉄道駅のなかには、利用者が多い日だけ営業する臨時駅もあります。特に香川と愛媛を結ぶJR予讃線の海岸寺~詫間間にある津島ノ宮駅(香川県三豊市)は、近くの津嶋神社で夏季大祭が行われる毎年8月4、5日のみ営業。JR四国は「日本一営業日が短い駅」としています。

【地図】「日本一営業日が短い駅」はここにある

 駅は営業日、津嶋神社を訪ねる大勢の人でごった返しますが、営業しない日の津島ノ宮駅がどういう状況なのか、あまり知られていません。2019年1月23日(水)、津島ノ宮駅を訪ねました。

 予讃線の多度津駅(香川県多度津町)から、松山行きの快速「サンポート南風リレー号」に乗車。西に進んで次の海岸寺駅(香川県多度津町)を発車すると、右側の窓には瀬戸内海が見えます。しばらくすると、やや急なカーブの外側に短いホームがひとつ。これが津島ノ宮駅です。しかし列車は数秒で通過し、駅の細部を確かめる余裕はありませんでした。

 13時少し前、快速「サンポート南風リレー号」は詫間駅(香川県三豊市)に到着。早速、津島ノ宮駅に向かって歩きました。予讃線の線路は県道に挟まれていて、海側が4車線の新道、内陸側は2車線の旧道です。

 しばらく新道を歩いてから旧道に移り、線路に沿って津島ノ宮駅を目指します。歩いている人は見かけませんでしたが、自動車は数分おきに記者(草町義和:鉄道ライター)の目の前を通り過ぎていきます。海側には工業団地、内陸側も民家がポツポツと続いていて、過疎化が極端に進んでいるような土地ではありません。

駅前は神社だけでなく民家もあるが…

 30分ほど歩くと津嶋神社に到着しましたが、目の前にあるのは祈祷(きとう)殿や社務所だけ。本殿はここから約300m離れた瀬戸内海の小さな島(津島)にあり、そこへ渡るための橋も架けられています。とりあえず本殿に行ってみようと橋のほうへ足を向けましたが、橋はロープで閉鎖されていて、桁には床板が敷かれていませんでした。


 津嶋神社の橋は夏季大祭にあわせて桁の床板が敷かれ、夏季大祭が終われば床板が撤去されます。駅だけでなく神社の本殿自体、年に2日しか訪ねることができないのです。

 本殿を訪ねるのは諦めて津島ノ宮駅へ。駅の周囲にある小道から構内を観察してみました。ホームの北側は広場になっていて、その脇に駅舎らしき小屋が。「きっぷうりば」と記された看板と、木の板でふさがれた窓口もあります。

 駅のそばにある踏切を渡って反対側から眺めてみると、駅名標がポツンと立っています。JR四国のほかの駅でも使われているデザインの駅名標ですが、隣接する駅と異なり「Y13」などといった駅番号の表示はありません。なお近年は営業日に限り、「日本一営業日が短い駅」と記したオリジナルデザインの駅名標に変えています。

 周囲を見渡すと神社のほか、少なくない民家があり、踏切を渡って線路の反対側へ歩いて行く人を何度か見かけました。人口が多いというわけではないものの、津島ノ宮駅を通年営業にしても良さそうに思えました。

 香川県の統計資料(2017年度)によると、津島ノ宮駅の年間乗降人員は6296人。営業1日あたりだと単純計算で3148人、年間通しての1日平均なら約17人です。同じ香川県内で通年営業している駅のうち、最も利用者が少ない土讃線の黒川駅(まんのう町)は1日平均で29人ですから、仮に通年営業化で乗り降りが1日あたり12人以上増えるのなら、通年営業の駅と同じレベルになります。

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最終更新:3/3(日) 8:31
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