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メディア信頼度、インターネットは低下傾向。ただし、信頼性は低くても無料ニュースのニーズは高く

3/3(日) 11:20配信

THE PAGE

 メディアに関する世論調査で、民放テレビの信頼度が大きく上昇し、逆にインターネットの信頼度が低下していることが明らかとなりました。これは何を意味しているのでしょうか。

 公益財団法人「新聞通信調査会」が行った「メディアに関する全国世論調査」によると、各メディアに対する信頼度は、NHKテレビがもっとも高く70.8点、2位が新聞で69.6点、3位は民放テレビで62.9点、4位はラジオで57.2点、5位はインターネットで49.4点、6位が雑誌で43.1点でした。

 基本的な順位は長年にわたってほとんど変わっていませんが、今回の調査で際立ったのは民放テレビの信頼度が急上昇したことと、ネットの信頼度の低下が止まらないことです。

 この世論調査は、これまで新聞報道を中心に質問が構成されていましたが、今回の調査から幅広いメディアを対象としたものに変更されています。このため回答者の印象が変わり、その結果、民放テレビの数字が急上昇した可能性があります。民放の信頼度が本当に上がったのかについては、来年以降の結果を見ないとはっきりしたことはいえないでしょう。

 NHKと新聞はわずかに上昇しましたが、基本的に大きな変動がないことを考えると、はっきりとした傾向が読み取れるのはネットの急低下でしょう。

 ネットの信頼度は2008年には58点でしたが、2016年には53.5点にまで下がり、2017年は51.4点、2018年は49.4点と急激に下がっています。今回の調査は質問項目に加え、点数の計算方法も変更になっており、点数がより下がった可能性もありますが、ネットの信頼度は低下傾向にあるとみてよさそうです。これにはフェイクニュースなどが大きく影響している可能性が高いと考えられます。

もっともネットの信頼度は下がっていますが、大きなニュースを入手する割合は、2010年と比較すると、70代を除いて、ほぼすべての世代でネットの割合が大幅に上昇し、新聞の低下が顕著です。

 対価については、信頼性は低くてもニュースは無料で入手したいと考える人が全体の45%に上っており、代金を払ってもよいという人(26%)を大きく上回っています。どちらともいえないという人(28%)が代金を払うことに積極的になる可能性は低いですから、圧倒的に無料ニュースに対するニーズが強いことが分かります。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:3/3(日) 11:20
THE PAGE

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