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外はカラッ、中はジューシー!無性にフライドチキンが食べたくなる『グリーンブック』【映画の料理Vol.43】

3/4(月) 6:33配信

dmenu映画

先日発表されたアカデミー賞で見事、作品賞に輝いた『グリーンブック』。本命と言われていたアルフォンソ・キュアロン監督による半自伝的ドラマ『ROMA/ローマ』も素晴らしい作品ですが、私は密かにこの『グリーンブック』を応援しておりました(別におおっぴらでもいいんだけど)。人種問題を扱ったドラマにもかかわらず笑えて感動もさせてくれることや、本作で助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリがとにかく素敵、とか。理由はいろいろあるのですが、なんといっても出てくる食べ物がおいしそうなのです!

【写真】「フライドチキンは一度も食べたことがない」高貴な服を着たドンに納得

『グリーンブック』は、黒人ピアニストとイタリア系運転手の南部への旅を描く、実話にもとづいたロードムービー。アメリカ南部の料理と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、フライドチキンです。この作品にも、道中で食べるファストフードとして、そしてパーティで出される料理として、フライドチキンが登場します。
というわけで、今回はアカデミー賞受賞記念! この南部風フライドチキンに挑戦します。そして本場のフライドチキンといえば、なんたって骨付き。ここはアメリカ風にどーんと鶏をまるごと1羽、さばいて使ってみようと思います。

フライドチキンは、 ドンじゃなくてもおいしーい!

『グリーンブック』はニューヨークのシーンから始まります。有名なナイトクラブ、コパカバーナの用心棒トニー(ヴィゴ・モーテンセン)は、店が改装のために休業するあいだ、クラシックピアニスト、ドクター・ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーに同行する運転手として雇われることになります。

1962年、南部では人種差別を合法とするジム・クロウ法がまだ残っていた時代。黒人であるドクがツアーで南部を回るには、トニーのような口八丁手八丁、腕っぷしも強いボディガードが必要だったのです。

ドンは幼少からロシアに留学し、ピアノだけでなく高い教育を受け、複数の博士号を持つエリート。若くしてコンサート・ピアニストとなり、ニューヨークのカーネギー・ホールの上にある高級アパートに住んでいます。

かたや、あまりガラのよろしくない下町ブロンクス育ちのトニーは、気はいいけれど、喧嘩っ早くて粗野で、いかにも無教養という感じ。「俺は黒人差別なんてしない」と言いつつ、自宅で黒人の修理工が使ったグラスをこっそり捨てたりしています。

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最終更新:3/4(月) 6:33
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