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金融からお弁当作りへ。子供の“未来を育む”安心の食卓を目指して

3/4(月) 6:30配信

食べログマガジン

〈おいしい仕事の仕掛け人〉

「食」の可能性を信じて、ビジネスに取り組む人にフォーカスする連載。第4回は親子が安心して食べられるお弁当を製造販売する「子どもの食卓」の代表取締役・権 寛子さん。子供の未来を育むお弁当を作りたい!それは自分自身の体験と小さな疑問から始まった。

子供にはおいしさと安全を、母には安心とゆとりを。お弁当一食が食卓を笑顔に【子どもの食卓株式会社 代表取締役:権 寛子 Hiroko Gon】

1982年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、東京共同会計事務所を経て三菱UFJメリルリンチPB証券(現 三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券)に勤務。第一子の妊娠・出産を機に専業主婦となり、子供の食の安全性の危うさや、育児中の日々の食事作りの大変さを実感。

その経験からお母さま方の安心を増やそうとおいしくて安心・安全な幼児食の普及を目指す。友人の紹介で料理家のうすいはなこ氏の料理と出会い、夢を実現するべく2017年10月に子どもの食卓株式会社を設立し、代表取締役に就任。2018年10月より、幼児食弁当の販売を開始した。

【母親だからこその「気づき」を食で実現】――昨年10月から販売を開始されたお弁当がとても好評だとお聞きしましたが、どんなお弁当なのでしょうか?

権:「子どもの食卓」のお弁当は、離乳食が終わった1歳半ぐらいのお子さんから食べられる幼児食として開発しました。なので化学調味料や保存料はもちろん、表示義務がないものも含め食品添加物を一切使用していません。農薬や化学肥料を使用しない自然栽培の野菜やお米を使用し、できる限り砂糖・塩・油を使わずに調理。調理法も煮る・蒸す・グリルで焼くを基本として、和食のやさしい味付けで食材本来の味を引き出すことを心掛けています。もちろん大人も食べられる内容です。

――権さんがこのお弁当を始めようと思ったきっかけを教えて下さい。

権:第一子を出産後、専業主婦になったのですが、子供を見ていると、例えばお昼に味の濃いものや甘いものを食べると、夕方癇癪を起したり感情のアップダウンが激しくなることが多くて、食べ物が心身に影響を及ぼすことを改めて実感したんです。だからやっぱり子供には、栄養がある体に良いものを食べさせたいと思うんですが、現実は毎日の育児と家事で疲れ果ててしまうことも多くて。
ただ、今日は何か買って……と思っても原材料表示を見るといろいろな添加物が入っているので、安心できない。結局ヘトヘトになりながら食事を作り、気づけば笑顔のない食卓になることも。もっと安心・安全でおいしいものが手軽に買えればいいのにと、切実に感じていたんです。真面目なお母さんほど、きっと手を抜けないはず。私だけではなく、そんなお母さんの助けになるのではないかと。

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