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まさかの大ヒット「翔んで埼玉」 地元の映画館で「上映後、拍手が起こる」は本当か?

3/4(月) 20:15配信

DANRO

埼玉県を舞台にした映画で、予想外の大ヒットとなっている『翔んで埼玉』。この話題作を埼玉県内の映画館で観ると、上映後に拍手が起こる。そんな噂を耳にしました。SNSでも、同様の記述がいくつか見られます。そこで、埼玉県のさいたま市、所沢市、東京・池袋と3カ所の映画館をひとりで訪ね、噂が本当なのか確かめてみることにしました。(土井大輔)

【動画】『翔んで埼玉』予告編

『翔んで埼玉』は、漫画家・魔夜峰央(まやみねお)さん原作の同名コミックを実写映画化したもので、今年2月下旬に公開されました。「これといって特徴がない」といわれる埼玉県を自虐的に描いています。

県庁所在地・さいたま市の映画館の反応は?

まず訪れたのは、さいたま市にある映画館です。東京の北にあるさいたま市は、埼玉県の県庁所在地です。映画では「○○は、すっこんでろ!」と揶揄(やゆ)される、ある地域を含む土地でもあります。

天気がよい土曜日の午後。250以上ある座席はほぼ埋まっていました。若い男女や、家族連れで観にきた人たちが多いようでした。ふだん東京都内で映画を観ている筆者にとっては、映画の本編が流れる前にスクリーンに映し出されるCMの、地域色の強さが新鮮でした。

結果からいうと、ここでは上映後に拍手は起こりませんでした。エンドロールが流れ終わった直後、観ていた人たちが一斉に話し始めたため、「どっ」と場内が湧きましたが、拍手の音は聞こえなかったのです。

その代わり、隣の席の男性が、一緒に来た女性に「埼玉県では、学校給食に(ローカルチェーンの)『山田うどん』が出るんだよ」と、埼玉トリビアを教えているのが聞こえました。

映画で描かれる「地元」所沢の映画館を訪ねる

翌日曜日、こんどは東京の北西に位置する所沢市に向かいました。所沢は、映画のなかで重要な場所として描かれています。筆者が学生時代、4年間暮らした街でもあります。故郷の友人たちには「東京の大学に通っている」と誇らしげに語っていましたが、実際は、2年生まで所沢校舎に通わねばならず、結局卒業するまで市内のアパートで暮らしていたのです。

所沢の映画館に着いたのは17時ごろ。18時30分から上映される回を観ようと思ったのですが、1時間半前にもかかわらず「満席」で入れませんでした。座席数が150に満たないとはいえ、なんと11時台の初回から18時台の4回目まで、すべてが満席だったとのこと。すべて映画館の人によると、前日の午前中にはチケットが売り切れてしまったそうです。

「上映後、拍手が起きることはありますか?」と尋ねると、「起きる回と起きない回があるようですね」とのことでした。5回目の21時前からの回は席が残っていましたが、これを観ると東京都内に帰るのが遅くなるため、この日は仕方なく、ローカルチェーン「ぎょうざの満洲」で食事をして帰りました。

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最終更新:3/4(月) 20:31
DANRO

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