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男子マラソン4強説に待った 川内が負けて証言「一番強い」のは井上

3/4(月) 12:03配信

西日本スポーツ

 ◆金栗杯玉名ハーフマラソン(3日・熊本県玉名市役所前発着=21・0975キロ)

 公務員ランナーの川内優輝(埼玉県庁)は1時間3分46秒で11位だった。10日のびわ湖毎日マラソンに向けて順調な仕上がりを強調した一方、1時間2分12秒で優勝した井上大仁(MHPS)に脱帽。「個人的に一番強い」と国内最強説を主張した。

【写真】玉名ハーフマラソンで優勝した井上

 川内は2月の唐津10マイルロードレースや熊日30キロでオーバーペースになった教訓を生かし、1キロ3分強のペースを死守。「63分台が目標だったので狙い通り。びわ湖では2時間9分で走れるし、3位以内は見えてくる」と目標の世界選手権(9~10月・ドーハ)出場に向けて手応えをつかんだ。

 しかし、それ以上に衝撃的だったのが井上のレース内容だ。1キロ2分50秒強のハイペースで先頭集団から早々に抜け出し、逃げ切りで完勝。「あれだけ余裕を持って引っ張り、すーっと飛び出せるなら、マラソンで2時間4分台は出せる。同業者が見ても強い」と驚き交じりに力説した。

 日本男子マラソン界では現在、井上と日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)、前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)、昨年12月の福岡国際を制した服部勇馬(トヨタ自動車)の「4強」が東京五輪代表の有力候補とみられている。しかし川内は「正直、大迫君と井上君の2強だと思っていた」とした上で「(3日の)東京マラソンで大迫君が途中棄権したので」と井上最強論を主張する。

 その理由として挙げたのが、NHK大河ドラマ「いだてん」の主人公で玉名市にゆかりがある日本最初の五輪選手、金栗四三氏が信条にしていた「体力 気力 努力」だ。「心技体と違う、この順番が良い。まず丈夫な体という『体力』がないとダメで、落ち着いた精神があり、最後に努力が必要。努力するだけで体が壊れたらしょうがない」と共感する川内は、井上にもこの信条があてはまるとみている。

 「まずけがをしない。ただスピードだけがあるわけではなく、50キロ走などの走り込みに裏付けされた練習もある」と体力に太鼓判を押すと、ともに出場した2017年世界選手権ロンドン大会時に比べて精神面での成長を感じることを指摘した。「ロンドンでは世界の強豪にのまれ、前に行かなくてもいいのに揺さぶられて力を使ってしまった(井上は26位、川内は9位)。今は20代半ばなのに30代のベテランのような風格がある。今回のレース前も落ち着いていた。あとはさらに努力するだけなので一番良い」

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最終更新:3/4(月) 16:52
西日本スポーツ

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