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スポーツクライミング・野口啓代、憧れの人と地元・国体優勝へ…リレーコラム

3/9(土) 12:03配信

スポーツ報知

 かつてはライバル、今では国体のパートナーでありながらリードの日本代表コーチでもある小林由佳さん(以下、由佳ちゃん)は私の競技人生で欠かせない人です。1998年のジャパンツアーから2005年のフリークライミング日本選手権まで国内で19連勝し、日本女子を引っ張ってきた人。私の2歳上で、出身も同じ茨城県。ずっと目標にしてきたクライマーです。

 由佳ちゃんは17年3月の大会を最後に第一線を退きましたが、今はパートナーを組み、地元で開催される19年の茨城国体での優勝を目指しています。リードの第一人者で、身長は私より10センチ近く小さいですけど体の使い方、足の使い方、休みの取り方など、とにかく技術が高くて参考にしている部分もあります。

 1月の合宿では、初めてリードの指導をしてもらいました。私はリードの課題の中でも、下部(スタートから中間部くらいまで)のパートが苦手。「下部で力を抜く練習をもっとした方がいい」とアドバイスを受けて、合宿では2本連続で同じ課題を登る練習に取り組みました。徐々に課題に慣れて、休むポイントや頑張るポイントも分かるようになり、力を使わないように登るのが前よりもうまくなったかなと思います。

 選手を引退してコーチになったのは、日本ではまだ由佳ちゃんぐらい。そういう面でもすごく信頼しているし、この人に認めてもらいたいと思って競技に打ち込んでいます。技術が高い人に認めてもらうのは難しい。もっと頑張りたいなって、モチベーションももらいます。2、3日に行われたリードのジャパンカップでは2年ぶりに優勝できました。本格的にシーズンが開幕する4月までに、優勝して自信をつけたかったので本当に良かったです。東京五輪で結果を出すために、今年は更にリードにも力を入れて行きたいです!

 ◆野口 啓代(のぐち・あきよ)1989年5月30日、茨城・龍ケ崎市生まれ。29歳。11歳の時にグアム島でフリークライミングを体験。2002年に小学6年で全日本ユース選手権制覇。08年ボルダリングW杯で日本女子初優勝。同W杯年間優勝は4回(09、10、14、15年)。18年ジャカルタ・アジア大会複合で優勝。165センチ、49キロ。

最終更新:3/9(土) 12:03
スポーツ報知

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