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【今日から始める親子クッキング】大人の固定観念を覆す!「2歳児」が“料理”を通して学ぶこと

3/5(火) 17:30配信

クックパッドニュース

子育て世代にとっては、やはり気になる「食育」。でも、何から始めればよいかわからない、という方も多いのでは? この連載では、子ども料理研究家・武田昌美さんに、子どもと一緒に料理を楽しむ方法と、料理を通して子どもが得られる成長について、わかりやすく解説してもらいます。日々の料理を親子のコミュニケーションの場に変えてくれる魔法のアドバイスをどうぞ♪

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娘の一言で迎えたキャリアの転機

はじめまして。子ども料理研究家の武田昌美です。私は、東京都世田谷区で2歳児から始められる子ども料理教室を主催しています。

「2歳から料理??」と驚かれる方もきっと多いですよね(笑)。でも、「2歳児から」としているのには理由があるんです。連載第1回は、自己紹介を兼ねて、私が子ども料理教室を始めるきっかけとなったエピソードをお話しさせてください。

我が家の家族構成は、おませでお料理好きな5歳の女の子と、やんちゃ盛りの2歳の男の子、そして仏のように優しい夫と私の4人家族です。

上の子がまだ小さい時、私は日系航空会社で幼いころからの夢だった客室乗務員として、各地を飛び回っていました。ところが下の子が生まれた時、上の子に「ママ、もうどこにも行かないで」と潤んだ目で言われ、その一言をきっかけに退社を決めました。

さて、次の人生どうしよう……と思った時、娘といつも2人でやっているお料理、これって子どもはみんな楽しいはず!と思い立ち、「子ども料理」に可能性を見いだしました。そして子どもと一緒に作る親子レシピや、子どもが1人でお料理するためのレシピを研究し始めたのです。

「2歳児」だって、お料理はできる

娘と初めて“お料理”をした日のことは、とてもよく覚えています。これこそが、後に「2歳児から始められる子ども料理教室」の構想を得た原点だからです。

娘が2歳のイヤイヤ期真っ只中の時、あの天使のような赤ちゃんは一体どこに行ってしまったのかと思うほどの怪獣っぷりに、新米ママの私は翻弄されっぱなしでした。

大人の真似ごとが大好きで、一度やりたいと思ったらテコでも動かない。ある日、そんな怪獣さんが狙いを定めたのが「料理」でした。私が手に持っていた卵を「あーー!」とものすごい形相で指差して、「私にわたしてー!」と全身全霊で猛アピールしています。

卵を渡した後に起こり得る大惨事は容易に想像できました。しかし、渡さなかったとしても、それはそれで床にひっくり返って大泣きしながら動かなくなる試練が待っています。究極の選択に迫られた私は、「飛び散った卵を拭く方が早い」という結論に至り、娘に卵を手渡しました。娘は大喜びで卵を受け取ります。

さて、まずは結果から。ご想像の通りの大惨事です(笑)。床、服、なぜか壁にまで卵が飛びました。せっかくの卵がぐちゃぐちゃになってしまい、泣いちゃうかな?と思って見ていると、次に予想外の反応が――。

娘は「卵こわれた!」と目を輝かして大興奮し、「もういっこ!」と元気にリクエスト!

えええーーーー!と内心ヒヤヒヤしつつ、もう1つ渡してみます。すると娘は、今度は宝物を扱うかのように、「そーっと、そーっと」と言いながら卵を大切そうに受け取りました。

なんと、彼女はほんの少しの時間で、「卵」というものを理解していたのです。ぐちゃっと割ってしまった失敗から、「丁寧に扱わねばならない」という解決策を本能的に見いだしている――これにはちょっと衝撃を受けました。

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