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地元でも働ける“職場”を 「在宅勤務」に力を入れる企業と地方都市

3/5(火) 16:00配信

MBSニュース

地方でも「働ける職場を作っておきたい」

ノヴィータは、兵庫県豊岡市と連携して女性の在宅勤務を支援するある取り組みを始めました。豊岡市内の一室で行われていたのは、インターネットを使ったビデオ会議です。ノヴィータは在宅で勤務したい豊岡市内の女性6人を社員として採用し、デジタルマーケティングの専門人材としての育成を始めました。指導役の笈田さんも神戸の自宅からネットを通じて会議に参加。どうしたら人を惹きつける文章が書けるかアドバイスします。

【会議の様子】
(笈田さん)「いろいろな見方があると思うんですね。それを具体的に書く、具体的におとす」
(女性社員)「例えば『気が利くよね』というのも、どう気が利くか掘り下げていくということですね」
(笈田さん)「そうなんです」

豊岡で女性の在宅勤務を進めるノヴィータ。会長の小田垣栄司さんは今後も採用者数を増やしていく考えです。

「僕自身が豊岡出身ということと、単純に僕が豊岡で生活するということを将来考えた時に、妻もいますし子どももいますし、(豊岡に)帰ったときに彼女が働きたいと思える場所があるかないかという問題が大きくて、働ける職場というものを作っておきたいなと」(ノヴィータ 小田垣栄司会長)

会議に参加していた藤田悠子さんも2歳の子を持つお母さんです。去年11月、ノヴィータに入社し、在宅勤務を始めました。

「『やっぱり子育てをしないと』というところでフルタイムでは働けないなと。フルタイムで働くと育児と家事の両立ができないなというのがありまして、在宅であればある程度家事をしながらでも仕事ができるかなと」(ノヴィータ 藤田悠子さん)
Q.在宅勤務ができなければ外で働いたり、もしくは働くのを諦めた?
「働くのを諦めていたかもしれないですね」

地元を離れた女子に、戻ってきやすい“職場“をつくりたい

豊岡市がノヴィータとタッグを組んで在宅勤務を広げようとするのには、地方都市ならではの問題がありました。

「(豊岡市に)男子は2人に1人は帰ってくるのに対し、女子はその半分で4人に1人しか帰ってこない。人口減少を食い止めるには、特に女子の回復率を高めないといけない。まずするべきことは女子の回復率の向上ということで事業を展開しています」(豊岡市役所・環境経済課 佐古大覚・企業支援係長)

この10年で人口が1割減ったという豊岡市。特に、進学などで地元を離れた女性の75パーセントが戻ってこないことを課題と考えていて、いま、子育て中の女性の就労促進に力を入れているのです。

「今回、ノヴィータ(の在宅勤務)は豊岡市でのモデル役・先導役というのを期待している。(ノヴィータに)続く企業が出てくれば、女性の活躍する職場が市内に増えればいいかなと」(佐古大覚・企業支援係長)

人手不足に悩む企業を救う一手に…

在宅勤務が広がることは働き方を変えるばかりでなく、人手不足に悩む企業を救う一手になるかもしれません。

「『出勤しないでも働けますよ』というと、もっと働きやすいと感じる人は増える。そうしたら労働っていうものに対して授受しやすい環境になってくる。働ける職場が増える。(企業も)在宅で仕事をやってもらうようにしたら、どんどん働き手が来てくれるようになる。働いてもらいたいのに全然人が集まらないという問題の解決にもなっていく」(ノヴィータ 小田垣栄司会長)

(3月4日放送 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」内『辻憲の「コレだけ」ニュース』より)

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最終更新:3/5(火) 16:00
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