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日系社会の遺産調査19 日系最古のカトリック教会「クリスト・レイ教会」

3/5(火) 7:14配信

サンパウロ新聞

 サンパウロ州プロミッソン市ゴンザガ区にあるクリスト・レイ教会(=キリスト王日本26聖人天主堂)は1938年に、地域のカトリック信者らによって建立された。

 同教会は日本人移民が建設した最初のカトリック教会だとされ、福岡県今村にあるサンミゲル教会を模して造られたという言い伝えが根強い。同年の落成記念ミサでは、日本人初の海外布教使であった故・中村ドミンゴス長八神父(長崎)が落成を記念したミサを執り行った記録が残っている。

 同教会の土地は、山口エミリオ氏の父、パウロ・センタロウ・タナマチ氏が寄付している。

 この地域は、江戸期の1613年に禁教令発令による同信者の大規模迫害が起こり、福岡県大刀洗町から移民した潜伏キリシタンの集住地で、その子孫を筆頭にした日本人のカトリック信者らの手で建設された。

 2008年には移民100周年を契機に、日伯司牧協会が中村神父を、聖人や福者に次ぐ尊者としてローマ教皇庁に登録する運動も展開していたが、実現していない。

 教会の脇には、建物に使われている赤レンガを焼いた窯、教会横には週末のミサの後にケルメス(村祭り)を行っていた跡が忘れられたように佇んでいる。全盛期には日系人約200家族が居住していた同区だか、今となっては1人もおらず、同地出身の日系人も誰もいない。(つづく)【戸田和敬】

サンパウロ新聞

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