ここから本文です

スーパー保育士が伝授!「待つ」ことで育つ子どもの思考力

3/5(火) 11:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

 これから先、子どもたちが生きる未来は、「AI(人工知能)の活用」「自動化・ロボット化」が進み、機械でできる仕事は機械に任せ、人間はそのしくみを考える「思考力」が求められる時代になると言われています。
 「思考力」を伸ばすには、自分であれこれ考えたり、自分で考えてやってみる体験がとても大切。でも実生活では、ついつい効率を優先して子ども が考えている途中でもせかしてしまったり、待てずにおうちのかたが手を出してしまったり…。なかなか難しいものですね。

 どうすれば、「待てる」親になれるのでしょうか。「スーパー保育士」と呼ばれ、現在は子育てに関する研究・執筆・講演活動を行っている原坂一郎さんに、お話をうかがいました。

プロでも待てないことがある 神経質になりすぎなくても大丈夫!

 子どもを「待つ」のは大変ですよね。できるまで待ってあげることで、「子どもがのびのびと育つ」とわかっていても、なかなか行動に移すのは難しいものです。
 でも、安心してください。子育てのプロである保育士や幼稚園の先生でも、子どもたちに「早く」という言葉を一日に何回も言っていますから。
 では、どうして待てないのでしょうか?それは待つと自分に不都合がやってくるからです。
 忙しく、1秒でも時間が惜しいときに待つと、あとで大変なことがやってきます。それでつい「早く」と言ってしまうのでしょう。
 私は、ふだんから待つことの大切さがわかっている人で、かつ、ふだんは基本的に待つよう努力している人ならば、という条件つきで、「急がないと間に合わない」や「早くしないと子どもにも不都合が起こる」など、先ほど言った「事情があるとき」くらいは、待たないで手伝ったり、早く!と言ってしまったりしてもいいと思っています。でも、さほど急いでもいないときには、ぜひ待ってあげてくださいね。

言葉かけの工夫で思考は深まり「考えて動ける子」に!

 どんな小さな子どもでも、毎日1000個くらいのことを考え、何かをするときは「どうすればうまくできるかな?」「どうやったら早くできるかな?」などいろんなことを考えています。なので、言葉をかけるとしたら「早くして」「もう行くよ」などではなく、「どうやったらうまく□□はできるかな?」「どうしたらもっと〇〇になるかな?」など、その場面ごとにヒントになるような言葉をかけるようにすると、子どもの思考力はぐんと深まり、「考えて動ける子」になっていきます。それは結局のところ、待つ時間が短くなり、おうちのかたのイライラが半減することにつなが ります。
 「待ってあげると子どもはどんどん伸びる」というのは、そういうことなのです。

1/2ページ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事