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将来つきたい職業3位にユーチューバー、実は男女で大きな差。これは何を意味する?

3/5(火) 18:33配信

THE PAGE

ユーチューバーが順位を上げる

 教育大手学研ホールディングスの学研教育総合研究所が小学生に対して行ったアンケート調査で、将来つきたい職業の3位にユーチューバーがランクインしました。ユーチューバーが子どもの憧れの職業になっていることは以前からよく知られており、特段珍しい結果ではありませんが、男子と女子で結果が大きく違っていることがちょっとした話題になっています。

 調査は全国の小学生を対象に行われたもので、子どもの生活全般について問う内容です。この中で将来つきたい職業で1位となったのはパティシエで、2位はプロサッカー選手、3位はユーチューバー、4位は警察官でした。2017年は1位がパティシエ、2位がプロサッカー選手、3位が医師で、4位がユーチューバーでしたから、ユーチューバーと警察官が順位を上げ、医師が順位を下げたことになります。ちなみに2016年にはユーチューバーという回答は存在していません。

 将来つきたい職業は、男子と女子で大きく分かれるのが普通です。男子の1位はプロサッカー選手ですが、ユーチューバーは警察官やプロ野球選手を抑えて、何と2位にランクインしています。一方、女子の1位はパティシエで、2位は看護師、3位は保育士・幼稚園教諭、4位は歌手・アイドルとなっており、ユーチューバーは17位にしかなっていません。女の子にとってユーチューバーはあまり魅力的な職業ではないようです。

調査結果はコンテンツ業界の近未来を暗示?

 この結果だけを見ると女子は現実的との印象を持ってしまいますが、そうとも言い切れません。ヒントとなるのは女子のランクでは常に上位に位置している歌手・アイドルでしょう。

 歌手・アイドルは女子の憧れの職業の定番で、それは今も変わっていません。近年、テレビの衰退が進み、代わりにユーチューブをはじめとする動画サイトの勢いが強くなっていますが、まだまだテレビの影響力は健在です。特に女子のアイドルということになると、インターネットよりもテレビの方が華やかであり、多くの女の子はブラウン管(いまは液晶ですが)の向こうの姿に憧れていると考えられます。

 一方、男子の場合にはお笑い芸人に憧れる人も多く、コンピュータとの親和性も高いですから、ユーチューバーに注目が集まるのも当然といってよいでしょう。もしそうだとすると、テレビから動画サイトへのシフトがさらに進めば、女子のランキングにもユーチューバーが入ってくる可能性があります。

 見方を変えれば、真っ先にテレビから動画サイトへのシフトが発生するコンテンツは、お笑いを含めたバラエティであると推測することもできるでしょう。今回の調査結果は、コンテンツ業界の近未来を暗示しているのかもしれません。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:3/5(火) 18:33
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