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ケンドリック・ラマーも一目置くリトル・シムズが新作を発表

3/6(水) 0:50配信

bmr.jp

ケンドリック・ラマーも一目置くリトル・シムズが新作を発表

ケンドリック・ラマーも一目置くリトル・シムズが新作を発表

あのケンドリック・ラマーから「今一番ヤバい」と絶賛されたことでも知られるイギリスの新たな女性ヒップホップ・スター、リトル・シムズが、ニュー・アルバム『GREY Area』を3月1日に発表した。

1994年生まれ、ナイジェリア系の両親を持つ女性ラッパー/シンガー/プロデューサーのリトル・シムズは、2010年頃からミックステープを中心に活動をスタート。2014年に3作を発表した無料EPシリーズ『AGE 101』が話題となり、翌年1月、世界的な影響力を持つ選曲家として知られるジャイルス・ピーターソンが主催する〈Worldwide Awards〉でブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝く。この時まだ20歳だった。そしてこの2015年には、9月にデビュー・アルバム『A Curious Tale Of Trials + Persons』を発表、アルバムから“Wings”がiPhone 6sのCMに採用されたのに加え、ケンドリック・ラマーがラジオ番組のインタビューの中で「めちゃくちゃドープな若い女性がいるんだ。リトル・シムズって言う子なんだけど。リトル・シムズ……彼女は今一番ヤバいかも」と賛辞を送ったことで世界的な注目を集めることに。

インディペンデントで活動を続けながら、2016年には、フォーブス誌による30歳以下の注目ラッパーを紹介する「Hip-Hop Cash Princes」に英国人として初めてピックアップされた彼女は、同年末、ジ・インターネットのシドを始め、アメリカの数々の才能ともコラボレーションした『Stillness In Wonderland』を発表。翌年には、ローリン・ヒルのツアーの前座を務めたほか、ゴリラズの久々の新作『Humanz』のスーパー・デラックス・エディション収録曲などに参加し、ゴリラズのツアーに同行。6月に行われたゴリラズ主催フェスティバル〈Demon Dayz Festival〉でもゴリラズと共演するなど、その活躍の幅をどんどん広げており、2017年にはアフリカ系アメリカ人を視聴者層として持つ米BET放送によるヒップホップの祭典〈BET Hip-Hop Awards〉で行われたヒップホップ・サイファーに唯一の英国人として参加。〈TAICOCLUB ’17〉で初来日も果たした。

2017年11月には、『Stillness In Wonderland』に、バッドバッドノットグッドや、ハイエイタス・カイヨーテのメンバーによるスウーピング・ドッグといった気鋭グループとのコラボレーション曲を含む8曲を追加した豪華デラックス版を発表するなど、継続的にリリースを続けてきたリトル・シムズだが、オリジナル・スタジオ・アルバムとして、およそ2年3ヵ月ぶりとなる新作『GREY Area』を完成させた。

これまで同様、彼女の自主レーベル AGE 101より発売されたニュー・アルバム『GREY Area』は、“Offence”、“Boss”、“101 FM”といった昨年から発表してきたシングルを含む、全10曲を収録。米ヒップホップ・メディアのDJ Boothのインタビューで彼女は、「飽和状態になるのを避けたかった。ラップのために、ただラップをしたアルバムにしたかった。そして、これ以上言いたいことがないなって思った時にアルバムが完成したと思えた」とコメント。一時期はうつ状態になったことを吐露し、アルバムの制作過程の中で自分の精神状態をケアしていったという彼女は、自身の正直な想いをこの10曲に濃密に詰め込んでいる。

これまで様々なプロデューサーと組んできたのとは異なり、今回は、ノースロンドンの同じ地域で育った旧友インフロが全面プロデュースしたアルバムに。数々のメディアで絶賛され、年間ベスト・ランキングも騒がせたマイケル・キワヌーカの2016年作『Love & Hate』の大半を手がけたことで注目を集めた気鋭ヒップホップ・プロデューサーだ。

ゲスト勢には、そのマイケル・キワヌーカを始め、前作『Stillness In Wonderland』から引き続きの参加となるレゲエ・ディージェイのクロニクス、さらには、DJシャドウからデ・ラ・ソウル、アウトキャストのビッグ・ボーイ、マック・ミラー、ケイトラナダなど数多くのアーティストからラブコールを受けるスウェーデン発の人気エレクトロ・ポップ・バンド=リトル・ドラゴンらが参加。ラップにフォーカスするためか、ゲスト・アーティストも前作と比べて控えめだ。

9歳の頃から知っているというインフロとの組み合わせは、「最高の化学反応が起こることが分かっていた」というリトル・シムズ。その言葉どおり、この最新作『GREY Area』は現在25歳の彼女にとってキャリア最高傑作と言える完成度で、すでに絶賛の声も相次いでいる。NMEや英Independent紙が最高の5点満点評価を付けたほか、英Times紙、英Guardian紙、英Observer紙なども5点満点中4点と軒並み高評価。「現時点で今年最高のラップ・アルバム」と推す声も出ている。

なお、同日発売の日本国内盤にはさらに、ボーナストラックとして“SHE”が追加収録されている。

1. Offence
2. Boss
3. Selfish (feat. Cleo Sol)
4. Wounds (feat. Chronixx)
5. Venom
6. 101 FM
7. Pressure (feat. Little Dragon)
8. Therapy
9. Sherbet Sunset
10. Flowers (feat. Michael Kiwanuka)

[Japanese bonus track]
11. SHE

最終更新:3/6(水) 0:50
bmr.jp

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