ここから本文です

なぜ白髪を抜こうと思ったのか 30分3980円の世界

3/6(水) 8:30配信

ITmedia ビジネスオンライン

 白髪が増えてきたなあ。染めるのも面倒だし、抜くのも大変だし……。そんな悩みを抱えている人に、オススメの店が登場した。JR赤羽駅から徒歩5分ほどのところにある「白髪抜き本舗」(東京都北区)だ。

【画像】白髪を抜いてくれる専門店、道具を見る

 店名の通り、白髪を抜いてくれる専門店である。店のスタッフに「後頭部だけ抜いてもらう」「全部抜いてもらう」といった感じでリクエストして、時間に応じて料金を支払う仕組みだ。例えば、30分で3980円、60分7480円、90分1万480円(いずれも税込)である。

 このように言われても「やったことがないので、よく分からないよ」と思われたかもしれないが、心配ご無用。抜いてもらいたいところなどを伝えると、オススメの時間を教えてくれる。ちなみに、30分で150~200本ほど抜いてくれるそうだ。

 白髪を抜く――。ありそうでなかったこの店は、どういったきっかけで誕生したのか。また、1本1本抜き続けてきたことで、どんなことが分かってきたのか。オーナーの高見澤豪さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

同じ悩みを抱えている人がいるはず

土肥: JR赤羽駅前の商店街を歩いていると、美容室のような、カフェのような、オシャレな外観の店舗「白髪抜き本舗」が見えてきました。白髪を抜いている店とは思えないような雰囲気が漂っていますが、店内に入ると、8畳ほどのスペースに椅子がひとつあって、施術用の毛抜きがズラリと並んでいる。

 白髪を染める店舗は数えられないほどあるのに、抜いてくれるところは聞いたことがありません。なぜこのような店をオープンしようと思ったのでしょうか?

高見澤: 僕は現在、42歳。40歳前後のころから、白髪が目立つにようになってきました。話はちょっとそれますが、ドイさんはヒゲの処理をどのようにしていますか?

土肥: 電気シェーバーを使ったり、カミソリを使ったりですね。

高見澤: 僕は抜いているんですよね。このようなことを言うと「痛くないのですか?」と聞かれるのですが、確かに「痛い」。ですが、電気シェーバーやカミソリを使うと、どうしても“そりあと”が残りますよね。黒かったり、青かったり。それが嫌なので、自分で抜いているんですよね。

 普段からヒゲを抜いているので、抜くことにそれほど抵抗感はありません。白髪が増えてきても、自分で抜いていました。ただ、自分でやるにも限界がありますよね。後頭部は見えないので、うまく抜くことができない。そうした悩みを抱えていたので、「誰かに抜いてもらいたいなあ」と感じていました。

 ネットで調べても、そんなことをやってくれる店は見つかりませんでした。でも、僕と同じような悩みを抱えている人はいるはず。同じ悩みを抱えている人はいるはずなのに、それを解決してくれる店がない。ということは、「ビジネスとしてやっていけるかも」と考え、オープンに向けて動き始めました。

1/3ページ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事