ここから本文です

「女性議員が増えることで、本当に、暮らしやまちは良くなるのか?」(柿沼とみこ埼玉県議会議員へのインタビュー・聞き手:池田麻里)

3/6(水) 19:02配信

選挙ドットコム

-うーん、ちょっと時代が・・・。

そうね、だからお産以外で休んだことが無いわね。病気したことがありませんね。

-気力が体力を補っていたんですねぇ。すごい。
-ご入庁の同期には女性はいらっしゃったのですか?

います。沢山いましたよ。
でも定年まで残っていた人は本当に何人もいませんね。昇任試験を受けるのは当然だと思っていました。
当時の係長試験、受けた人は沢山いましたが、女性の合格者は私一人でした。試験が大変だったのは確かです。その頃の新聞に「妻子を帰して試験勉強」というコラムが出たほどだから。だけど、私は妻子を実家へ帰すどころではないでしょ。育児、家事も全部引き受けて難関を突破しました。

-ご家族は結婚後も仕事を続けることにはご理解があって?

当初、夫はいつまでもやるのではないだろうな、というスタンスでした。
働き続けることは承知の上で結婚しましたが、近所に工業団地があったので、そこへパートに出る程度と思っていたようです。私自身は埼玉県庁で当たり前にフルタイムの仕事をやっていくという姿勢でしたので、そのズレはありました。
「うちはお前ひとりを食わせられないわけじゃないんだから・・・」とか「柿沼家の嫁はおまえ一人で、県庁には代わりがいっぱいいるのだから、勤めよりも長男の嫁として舅と姑に気を使い、柿沼家の家風は絶対に守ってくれ」と。

-お嫁さんとしてのプレッシャーもありつつ、子育ても・・・。その上、お勤めされながら勉強も続けられたと以前に伺いましたが。

えぇ、そうね。
私の通った女子校では良妻賢母教育はここで十分習得できますから、女の子は大学へ行く必要はないという風潮でした。
しかし、県庁に入庁後、やはり法律をもう少し勉強しなければと通信教育を受けました。毎日の通勤中に法律書を勉強する日々でしたね。電車の中では大抵本を読んでいました。あとは、座れれば原稿を書く。それは今でも続いていますけれど。本当に当時は、自然と目が覚めるまで寝てみたいというのがひとつの願望でしたね。

3/10ページ

最終更新:4/12(金) 17:03
選挙ドットコム

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事