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「愛情ホルモン」血中から脳内に 金大グループ解明

3/6(水) 1:59配信

北國新聞社

 金大医学系と子どものこころの発達研究センターの研究グループは5日、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが血中から脳内へ移行して働くことを突き止めたと発表した。脳内でオキシトシンは母性や人間関係の形成に大きく関係するとされる。研究グループは将来的に、虐待や育児放棄を防ぐのに役立つ可能性があると期待している。

 研究グループによると、脳内の血管と神経細胞の間には、異物を侵入させないバリアーがある。動物実験などで、血中のオキシトシンは「RAGE(レイジ)」と呼ばれる運び屋のタンパク質と結び付いてバリアーを通り抜けることが判明。神経細胞に到達し、親が子を守るといった行動につながることが分かった。

 医学系の山本靖彦教授と子どものこころの発達研究センターの東田陽博特任教授らが、公立小松大や米ハーバード大などと連携して取り組んだ。成果は英科学誌の電子版に掲載された。

 オキシトシンが脳に働く仕組みは、自閉症スペクトラム障害など精神疾患の治療法開発にも応用が見込まれる。金大宝町キャンパスで会見した山本教授は「研究成果を社会に還元できるようにしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:3/6(水) 1:59
北國新聞社

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