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果樹を画面に立体表示 ドローン空撮、画像解析法確立 福大食農学類

3/7(木) 10:31配信

福島民報

 福島大食農学類の高田大輔准教授(41)らの研究グループは、モモやリンゴなどの果樹を小型無人機「ドローン」で空撮し、コンピューター画面上で立体的に表す画像解析方法を確立した。農家の果樹園の管理に活用し、果物の品質向上につなげる。農業を学ぶ学生や新規就農者らへの栽培法指導に役立てる。 

 高田准教授によると、果樹は他の農作物に比べて高さや枝の付き方が複雑で、傾斜面で栽培している場合もあるため、立体表示は難しいとされていた。果樹の立体表示の技術は国内でも珍しいという。 
 実在する果樹園を画面上に再現することで、日当たりや風通しなどを調節するために果樹の枝を切り落とす剪定(せんてい)作業などの効率の向上を目指す。果樹園内全体の生育状況の把握を遠隔地から確認し、現場に指示を出すこともできるようになる。 
 バーチャルリアリティー(VR)技術を合わせ、画面上で果樹の剪定の訓練や育成シミュレーションも行える。特許取得を目指しており、今年夏に開かれる福島大のオープンキャンパスで県内の高校生に公開する予定。 
 高田准教授は「研究成果を福島県特産のモモやリンゴの生育に生かし、福島県の農業発展に寄与したい」と話した。 
 論文は六日までに、英国の科学誌「ネイチャー」の関連誌「ネイチャーホーティカルチャーリサーチ」に掲載された。 

福島民報社

最終更新:3/7(木) 11:17
福島民報

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