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外来イノシシ急増でウミガメも被害 えさ求め、海を渡って沖縄の離島で生息域拡大か

3/7(木) 5:10配信

沖縄タイムス

 【渡嘉敷・座間味】国立公園に指定され、5日で満5年を迎えた慶良間諸島。2003年以前に渡嘉敷島へ持ち込まれた外来種のニホンイノシシが、14年から座間味島や阿嘉、慶留間島にも生息域を急速に広げている。農作物やウミガメの卵の被害も激しくなっており、住民からは対策を求める声が上がる。識者は「外来種の安易な持ち込みは島独自の生態系のかく乱につながる」と早急な対策を訴える。(南部報道部・知念豊)

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 渡嘉敷村で最初にイノシシが捕獲されたのは03年ごろ。住民が食用として九州から雄1頭と雌2頭を持ち込み、逃げ出した個体が繁殖したものとみられている。村は11年に「村鳥獣被害対策協議会」を立ち上げ、駆除に乗り出した。 箱わなを仕掛けて年間約100頭ほどを捕獲し、これまでに約700頭を駆除してきた。だが、村担当者は「イノシシは毎年4頭前後を出産するなど繁殖力が高い。肌感覚では、生息数は逆に増えている」という。

イノシシの食害

 座間味村の外地島では14年3月ごろに初めて1頭が捕獲された。村担当者は「新たなえさ場を求めて渡嘉敷島から渡ってきた」とみる。17年からは座間味島の畑でジャガイモやサツマイモが食害に遭うように。これまでに少なくとも20人以上の農家から被害の報告が寄せられており、耕作をやめた農家も出ている。

 18年9月には、座間味島北西にあるウミガメの産卵地として有名な「ニタ浜」で、アオウミガメの卵が食い荒らされているのが発見された。すり鉢状の穴の周囲に卵の殻が散乱していたという。村も17年から箱わなを仕掛けているが、初年度の駆除数は2頭、18年度は7頭にとどまり、十分な効果は上げていない。

 2月初旬にネギ畑を荒らされたという座間味区の梅田昇さん(89)は「畑のそばにあるシークヮーサーの根っこもやられた。今年は花が咲かないんじゃないか」と不安をのぞかせる。阿真区の中村正男さん(76)は、昨年の冬に自前でフェンスを巡らしたといい「費用がかかって大変」と顔を曇らせた。

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最終更新:3/7(木) 16:50
沖縄タイムス

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