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国「お墨付き」養豚場、豚コレラ感染 衛生管理徹底のさなか

3/8(金) 8:12配信

岐阜新聞Web

 7日に豚コレラの発生が確認された岐阜県山県市の養豚場は先月15日、農林水産省の現地指導で衛生管理について最高位の「A判定」を受けていた。農水省はこれまで県や養豚場に対し、衛生管理の徹底による防疫を求めてきたが、国の「お墨付き」を得た施設の感染で、衛生管理の徹底による防疫の難しさが改めて浮き彫りとなった。豚へのワクチン接種を求める養豚農家の声は一段と高まりそうだ。

 農水省は2月6日から、養豚専門の獣医師ら第三者や国、県の担当者ら4人一組で、県内の全33養豚場の現地指導を順次実施。今月7日現在、26施設で指導を終えている。

 山県市の養豚場では先月15日に現地指導があり、全8項目について立ち入り検査を実施。農場周囲の金網の状態や従業員らの防疫対策について細かな指摘事項はあったが、全ての検査項目でA判定を受けていた。

 県内では昨年9月以降、今回の養豚場を含めて11カ所の施設で豚コレラの感染が確認された。県施設も含まれ、昨年12月に県庁を訪れた小里泰弘農林水産副大臣は「大きな油断があった」などと指摘。今年2、3月にも来県し「飼養衛生管理基準を守れば発生しない」として、衛生管理の徹底を養豚場や県に強く求めていた。

 7日の対策会議で、河合孝憲副知事は「(衛生管理)基準の徹底は重要だが、全ての農場が今後もずっと高いレベルを維持し続けるのは難しい」と衛生管理の限界を示唆。農家からは「一刻も早く豚にワクチンを打ってほしい」との声が上がっている。

岐阜新聞社

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