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旭化成勢MGC獲る! 佐々木、本田、市田宏 びわ湖毎日マラソン10日号砲

3/9(土) 11:50配信

西日本スポーツ

 2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」出場を懸けたびわ湖毎日マラソンが10日、大津市の皇子山陸上競技場を発着点に行われ、旭化成(宮崎)からは16年リオデジャネイロ五輪代表の佐々木悟(33)と本田匠(27)、市田宏(26)が出場する。9月開催のMGCには現在まで男子28選手が出場権を得たが、旭化成勢はいまだゼロ。五輪出場へ崖っぷちだ。13年に日体大で箱根駅伝の総合優勝に貢献した本田は度重なるけがを乗り越えての挑戦。チームの誇りを懸けてスタートラインに立つ。

【表】MGC出場権を持つ男子選手

 追い込まれた名門の希望になる。元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で3連覇を果たした旭化成勢が届きそうで届かない、MGCの切符。「うちのチームはレベルが高く、練習が間違っていたわけではない。トラックよりロードでの粘りが持ち味の僕がマラソンで結果を出さないと、旭化成にいる意味はない」。本田は国内最後の選考レース「MGCシリーズ」でチームの危機を救う覚悟だ。

 崖っぷちで踏みとどまった経験がある。初マラソンだった昨年2月の延岡西日本は40キロ走を1、2本しか走れないほど練習不足だったが「走らないとクビ」と“最後通告”を受けたために強行出場。それでもトップと3秒差の2時間12分18秒と力走し「もっと距離を踏めば記録を伸ばせる」と自信がついた。

 日体大3年時の箱根駅伝ではエース区間の2区で区間4位と力走して総合優勝に貢献。将来を有望視されて2014年に入社したが、3年間はロードシーズンに故障が続いて満足に練習を積めなかった。

 卵や小麦のアレルギーが一因と分かったのは4年目の17年。「炎症を起こしやすくしていた」と半年間卵と小麦を摂取せず、体質を改善させて故障を減らし、結果につなぎつつある。

 マラソン3走目となる今回は40キロ走を4本こなすなど、順調に調整できた。西政幸監督も「体は小さいけど心肺機能が高くて追い込める。継続して練習できるようになり、成長している」と、熱いまなざしを送る。「周りを気にせず、力を出し切りたい」。宗兄弟や谷口浩美、バルセロナ五輪銀メダルの森下広一ら名選手を輩出した伝統のチームに初のMGC出場権を持ち帰る。

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最終更新:3/9(土) 11:50
西日本スポーツ

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