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伊藤健太郎 映画『グリーンブック』から感じる希望

3/10(日) 7:21配信

ニッポン放送

ひろたみゆ紀アナウンサーが、映画『グリーンブック』の記者会見を取材した模様を紹介する。

今年のアカデミー賞では作品賞をはじめ3部門に輝いた話題の映画『グリーンブック』。もうご覧になりましたか?ニッポン放送日曜朝5時からの「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」でもご紹介しましたが、今年一!と言いたいほどの本当に素晴らしい作品です。日本では3月1日に公開され、4日間で28万人を動員、興行収入は3.4億円と、大ヒットの兆しを見せています。そのピーター・ファレリー監督の初来日緊急記者会見があるというので、ワクワクして行って来ました。

「アリガァト!」と言いながら明るく会見場に現れた長身でロマンスグレーのダンディーな監督。初来日の感想を聞かれると「昨日食べたステーキが人生最高!」といきなり会場を沸かせてくれました。アカデミー賞受賞については「やっと実感が湧いてきたところ。まさか自分の生涯でアカデミー賞を取るなんて!」

その作品とは…人種差別が残る1960年代のアメリカ。天才黒人ピアニストがガサツな白人ドライバー兼用心棒と二人で、特に差別が酷い南部に演奏旅行に出かけます。旅のお供は黒人用旅行ガイドブック「グリーンブック」。住む世界が違う二人は事あるごとに衝突。しかしだんだん二人の間の壁は崩れていくのです。そんな時、大事件が!二人は無事演奏旅行を終えて、ニューヨークに戻ることができるのでしょうか?

とても優しい眼差しに溢れた素敵な作品です。ピーター・ファレリー監督は「これまでコメディを手がけてきましたが、いつかはこういう違うタイプの作品を作りたいと思っていました。そして本当に偶然ストーリーを耳にした時、絶対作らなければと感じたんです。とても柔らかく優しさに溢れた物語でありながら、恐ろしいまでの人種差別というテーマが盛り込まれています。今日の世界の問題に共通し、何か響くものがあるとても重要な物語であると思って映画化しました」と力強く語りました。

また、この作品がなぜ多くの人々の琴線に触れたのかについては「希望があるからだと自負しています。主人公の二人は真逆ですが、話をすることで共通点を見出すことができました。この話は実話ですが、二人は生涯の友になります。非常に希望がある部分が皆さんに響いたのだと思います」と分析。

さらに「私はカルマを信じています」という発言も飛び出しました。「三人で執筆した脚本ですが、そのうちの一人ブライアンさんは、仕事を休んで7年間も認知症の母親の介護をして見送りました。そして戻って来た時、この映画の企画に出会ったのです。彼が母親に尽くした“徳”のおかげでこの美しい作品が生まれました。私はそのお裾分けを頂いたと思っています」と監督のお人柄もわかるエピソードを披露してくれました。

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最終更新:3/10(日) 7:21
ニッポン放送

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