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エアマックス狩られた苦い思い出……突然、おわったブーム 鈴木蘭々・内田有紀……当時のインフルエンサー

3/14(木) 7:00配信

withnews

【#平成B面】Windows95でインターネット時代が幕を開けた1995(平成7)年、もう一つの「95」が世間をにぎわせました。ナイキの「エアマックス95」。「広末」から「キムタク」、「イチロー」まで、当時のインフルエンサーの足もとを飾ったスニーカーは高値で売買され、しまいには「エアマックス狩り」で若者の足もとが狙われました。あのブームとは何だったのか? 「東京スニーカー史」(立東舎)の著書がある、編集者の小澤匡行さん(昭和53年生まれ)とふり返ります。(朝日新聞記者・斉藤佑介=昭和57年・1982年生まれ)

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部室に鍵をつけるか議論

――「エアマックス」は、グラデーションの色使い、かかとに空気(エア)のクッションを備えた斬新なデザインがブームとなりました。中学生だった私はエアマックスが欲しかったけど、九州の田舎では縁がありません。ただ、スニーカーブームをふり返るとき、高校の入学祝いで買ったナイキの「エアフォース1」がげた箱から盗まれ、スリッパで帰宅した苦い思い出がよみがえります。

小澤さん(以下同じ)「いま思えば、学校のげた箱って無法地帯でしたよね。エアマックスが発売された時、僕は高校生で陸上部でした。部活中にスニーカーを盗まれる人がいたし、部室に鍵をつけるかどうか、議論が出ていましたね」

ブームのはじまりは、ジョーダン?桜木花道?

――「エアマックス」をはじめとするスニーカーブームってなぜ起きたんでしょうか。

「いくつか伏線があります。一つはNBA。90年代はじめに、衛星放送や一部の民放で試合が放送され、シカゴブルズが人気を集めました。その中で、バスケットシューズ、『バッシュ』に注目が集まりました」

――マイケル・ジョーダンですね。

「ジョーダンって今で言う『スーパー・インフルエンサー』ですよ。日本に飛び火したスピードも速かった。さらに漫画『スラムダンク』の影響も大きかったと思います」

※スラムダンク
原作井上雄彦。「週刊少年ジャンプ」で1990年に連載が始まった人気漫画。バスケ初心者で不良だった主人公桜木花道が、バスケットボールを通して成長していく。

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最終更新:3/15(金) 9:00
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