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小林陵侑、日本男子ジャンプ初のW杯個人総合制覇 まな弟子快挙に師匠も感慨「本当にすごい」

3/11(月) 0:30配信

スポーツ報知

 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ノルウェーのオスロで個人第23戦(ヒルサイズ=HS134メートル)が行われ、小林陵侑(22)=土屋ホーム=が同種目の日本勢初となるW杯個人総合制覇を決めた。

【写真】コーチボックスからスタートのサインを出す葛西

 125メートル、126メートルの合計250・1点で5位となり、5戦を残して総合2位のストッフ(ポーランド)に逆転される可能性がなくなった。「個人総合は一番欲しいタイトル」と思いを定め、ここまで23試合で11勝を挙げるなど好調を維持。今季、伝統のジャンプ週間で史上3人目の4戦全勝Vを飾ったエースが、新たな勲章を手にした。

 スキーW杯の個人総合制覇は、18年複合の渡部暁斗(30)=北野建設=に続き日本勢史上4人目。男子ジャンプでは史上初の快挙に、所属の土屋ホームで選手兼任監督の葛西紀明(46)も「日本人男子でこれまで誰も成し遂げてこなかった総合優勝達成は、本当にすごいこと。それをまな弟子の陵侑がやってのけてくれたのは本当にうれしい」と目尻を下げる。

 真の強者の証しとなる総合Vの称号を手に入れ、22年北京五輪では金メダルの有力候補。22歳のジャンパーが、日の丸飛行隊復権の中心にいる。

 ◆小林 陵侑(こばやし・りょうゆう)1996年11月8日、岩手・八幡平市生まれ。22歳。柏台小1年からジャンプを始める。盛岡中央高2年の14年に国体複合優勝。土屋ホーム入りした15年からジャンプに専念。五輪は18年平昌大会で初出場し、個人ノーマルヒル7位、ラージヒル10位。今季は昨年11月のW杯個人第2戦でW杯初勝利を挙げ、伝統のジャンプ週間で史上3人目の4戦全勝優勝。兄の潤志郎はW杯1勝で姉の諭果と弟の龍尚もジャンプ選手。173センチ、60キロ。

 ◆ジャンプW杯個人総合 例年、11月後半から3月末まで欧州を中心に25試合前後実施される。総合優勝は、個人戦で30位までに与えられるW杯得点の合計で争う。優勝が100点、2位=80点、3位=60点…30位=1点と順位に応じて決まっている。優勝者には地球をかたどったクリスタルトロフィーが贈られる。これまでジャンプ男子W杯では、97―98年の船木和喜(フィット)の2位が最高だった。

最終更新:3/11(月) 8:12
スポーツ報知

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