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【コラム】ビッグネームキラー”モリナリが大逆転で今季初V

3/11(月) 12:07配信

my caddie

 米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待でフランセスコ・モリナリが5打差を引っくり返し大逆転でツアー3勝目を挙げた。

F.モリナリは7位に浮上、松山英樹は29位に後退/男子世界ランク

 まるでカップがボールの転がってくる位置を予測し大きな口を開けて待っているかのような光景だった。モリナリが放つパットは長いものも短いものも、あるいはグリーンの外からでも磁石に吸い寄せられるようにカップにのみ込まれた。

 圧巻は最終18番で魅せた12メートル以上もあるロングパット。「ピンを抜かずにバーディを決めて勝ったのは僕が初めてじゃない?」と喜んだが、これがこの日8つ目のバーディ(ノーボギー)。最終組の1時間以上前に通算12アンダーでホールアウトし後続を待ったが、その時点ですでに勝利は確定しているようなものだった。

 最終組にはディフェンディングチャンピオンのローリー・マキロイと24歳のイギリスの新鋭マシュー・フィッツパトリックの2人。実力的には十分に優勝を狙える選手たちだが最終日はスコアを伸ばせず脇役に回った。

 昨年から今年にかけ9カ月で17試合に出場し、その間世界で4勝を挙げているモリナリ。欧州ツアーのフラッグシップトーナメントであるBMW PGA選手権 at ウェントワース(18年)では最終日をマキロイと同じ首位タイでスタートしメジャー4勝の相手に2打差をつけ優勝を飾っている。

 思えば昨年イタリア勢として初のメジャータイトルを獲得した全英オープンでも最終日を同組で回ったのはタイガー・ウッズ。タイガーといいマキロイといい、モリナリはビッグネームに滅法強い。来たるべきメジャーシーズンでもマークすべき選手のひとりであることに間違いない。

「アーニー(パーマー)のトーナメントで勝てたなんて言葉にならないくらい嬉しい。家族もイタリアで(テレビで)観てくれているし、これまでで一番大きな勝利のひとつ」と喜びを口にしたモリナリだが、この勝利は彼にとってもう1つ大きな意味がある。

 それはキャロウェイと用具契約をして臨んだ初めての試合だったから。以前使用していたナイキが用具事業を撤退してしまったため、16年以降モリナリはフリーの立場でプレーしてきた。

 だが今回「誠意を感じた」とキャロウェイと契約を交わし、いきなり勝利を挙げたのだから、選手にとってもメーカーにとってもこれ以上うれしい事はない。

 今季はテーラーメイドからホンマに移籍し話題になったジャスティン・ローズがすでにファーマーズ・インシュランス・オープンで優勝しており用具業界にも大きな変化が生じている。

 それにしてもアーノルド・パーマー招待ではモリナリを筆頭にトップ10にヨーロッパ勢が6人(フィッツパトリック、トミー・フリートウッド、ラファエル・カブレラベロ、マット・ウォレス、マキロイ)も入る好調ぶり。1カ月後に迫ったメジャー初戦マスターズでは欧州勢のタイトル奪取も大いにありそうだ。

最終更新:3/11(月) 12:07
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