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児童虐待防止へDV対策追加 19日の関係閣僚会議で決定

3/11(月) 8:00配信

産経新聞

 児童虐待防止に向けた政府の緊急総合対策に、ドメスティックバイオレンス(DV)対策を追加することが10日、分かった。母親が配偶者に暴力を受けている家庭は子供も虐待される事例が多いことを踏まえ、DVの相談機関と児童相談所(児相)の連携を強化し、母子を一体で守る態勢づくりを急ぐ。19日に安倍晋三首相が出席する関係閣僚会議で決定する。

 緊急総合対策では、自治体の相談窓口となる「配偶者暴力相談支援センター(DVセンター)」や被害者支援の民間シェルター、児相を対象に、被害の早期発見・介入に向けた取り組みを支援する。

 具体的には、民間シェルターでのDV被害者とその児童に対する支援実態を把握し、DVと虐待の関連性を調べ、加害者による虐待の危険性を認知するための支援態勢の充実を目指す。さらに性的虐待に対応した事例を収集し、関係機関との共有も図る。

 政府は今回の緊急対策を踏まえ、今国会で成立を目指す児童虐待防止法改正案にDV対策を明記する。19日に閣議決定するDV防止法改正案にもDV支援機関と警察、福祉事務所と児相との連携を盛り込む。

 1月の千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡した事件では、母親が父親のDVを免れるために娘への暴行を黙認していたことが分かっている。内閣府の平成29年度の調査によると、子供がいるDV被害者の2割が子供も虐待を受けていた。

 政府は昨年3月に東京都目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親からの虐待で死亡した事件を受け、同年7月に緊急総合対策を策定したが、具体的なDV対策は含まれていなかった。首相は今年2月の関係閣僚会議で、対策の強化を指示していた。

最終更新:3/11(月) 8:00
産経新聞

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