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シシャモ不漁でピンチ 主力の輸入が9割減も

3/12(火) 17:04配信

みなと新聞

 干物や唐揚げなどで親しまれているシシャモが食卓から遠ざかる可能性が高まっている。国内で出回るシシャモは多くが海外産。その輸入の6割を占めるアイスランドの今年の漁が11日現在、禁漁となる可能性が高いからだ。同産に次いで多いノルウェー産も既に今年の禁漁が決まっており、アイスランド産も禁漁となれば、日本向けシシャモ輸入量の9割前後が入ってこなくなる計算となる。

 商社筋によると、アイスランド産シシャモは年明け以降、計4回の事前資源調査が実施された。2月中旬の調査では、漁獲枠発給につながる資源は見つからなかった。3月初旬の調査でも十分なシシャモが見つからず、同じく漁獲枠発給には至らなかった。

 今後も資源調査は継続するが、事前の調査でまとまった量のシシャモが確認できないため、現地では「諦めムードが漂っている」と商社筋。

 一方で「シシャモの来遊は年々遅れがち。今後遅れて大きな魚群がやってくる可能性はある」(商社筋)との見方もある。継続中の調査に希望を託す。仮にアイスランドの禁漁が決まれば、シシャモを扱う国内の加工会社は製品の内容量を減らしたり、値上げしたりするなどの対応を迫られそうだ。

 昨年の日本のシシャモ輸入量は計2万1711トン。うち、アイスランド産は1万2459トンと全体の57%、ノルウェー産は6997トンと32%だった。これら上位2カ国で計9割を占めた。

[みなと新聞2019年3月12日付の記事を再構成]

最終更新:3/12(火) 17:04
みなと新聞

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