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病気で長期間治療を受けながら、職場復帰するための道筋

3/12(火) 19:50配信

ファイナンシャルフィールド

水泳の池江璃花子選手が白血病であるという衝撃的なニュースが流れてきました。白血病は血液のがんと言われていますが、がんという病気は、今や2人に一人がなると言われている病気です。

筆者は神奈川県内の病院で、がん患者さんの就労支援相談員をさせていただいていますが、長期間治療が続く方へのアドバイスの難しさを感じています。今回は、病気で長期間治療を受けながら、職場復帰するための道筋を考えてみます。

治療方針を含めて色々な専門家に相談することが大事

病名が診断されると、その後の予定をはっきりと予測できないし、また診断にショックを受けて、今後のことがなかなか考えられなくなるのは当然です。ただ、病院でも治療を担当する医師や看護師だけでなく、社会福祉士や臨床心理士、私たちのような就労支援相談員など、様々な専門家を利用する仕組みがある病院が多くなっています。

治療する間、どういう生活をしたいか、まずは箇条書きでも構いません。希望を書き出していくことから始めましょう。患者さんとお話をしていて、不安がいっぱいあるため、整理ができていないと感じることはよくあります。相談できる場所は必ずあることを忘れないでください。

要領よくまとめて言う必要はありません。相談に来られる方とお話していると、例えば「職場に迷惑をかけたくない」「家族に迷惑をかけたくない」と、自分の言いたいことも封印してしまっている方もいるように感じます。

周囲から何を言われようと、病人になったからには「自分を一番に考える」「頑張りすぎず、病気と長く付き合いながら生活することを考える」ということを優先していただきたいものです。

「退職する」「辞める」という選択肢は置いておいてくださいということです。手術前後は休むというのは当然ですが、その後、長い治療が続きますから、その間、短時間の勤務や日数を短くするなど、できる範囲を見極めながら勤務を継続できれば、長く続く治療費も助かります。

次で述べる治療費の公的援助もありますが、まずは「収入を確保する」道筋を考えるべきでしょう。

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