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「女医は家事育児に専念したくないのか?」医学科入試面接で、女性受験者が言われてきたこと。

3/12(火) 17:53配信

ハフポスト日本版

2018年8月、東京医科大学が女性や浪人生に対して不正な得点操作によって入試差別を行っていたことが明らかになり、医学部だけでなく社会全体に波紋を広げた。

その後の文部科学省の調査では、複数の大学で女性や浪人生に対して不利な扱いをする大学があったことが分かった。

こうした状況を、学生たちはどう受け止めたのか。


医学部医学科のある26大学の学生らでつくる全日本医学生自治会連合(医学連)が3月12日、全国の医学生を対象としたアンケートの中間報告をまとめた。

「妊娠のメリットデメリットは?」入試で問われたライフイベント

医学連のアンケートでは、医学部入試の面接において、「結婚や出産、育児、家族の介護などの際にどのように働く予定ですか?」など、ライフイベントに関わる質問はされたことがあるかについて聞いた。

これに対し、全体の 14%の医学生が「ある」と回答。

聞かれた学生の割合では、男女間や現役・浪人・再受験での差はなかったものの、具体的な質問内容を記載したのは、多くが女性だった。

入試で問われた質問は、以下のようなものだった。

男性医師は女医と結婚した場合、家庭に入って欲しいが、女医は家事育児に専念したくないのか?(女性・6 年)

将来結婚するかもしれないけど、その時の家庭と仕事についてどのように考えているか?(女性・5 年)

結婚するつもりはあるのか?出産、育児で退職するつもりか?(女性・2 年)

妊娠をすることはあなたにとってメリットかデメリットか?(女性・2 年)

医師の地域偏在が大きな問題となっている医療界では、地域間格差を解消するために、医師になったらその地域で9年間従事することを条件にしている「地域枠入試」というものがある。

地域枠入試の面接でも、地域医療に貢献する意思を確認するために、ライフイベントを引き合いに出されたと答える学生が女性を中心に散見された。

地域枠の入試で卒後県内に残ることに対して『彼氏が遠くの人だったらど
うする?』と聞かれた(女性・2 年)

地域枠推薦入試の際に、『結婚してあなたが妊娠してその直後に旦那が東京で働くことになった時、どうしますか?』と聞かれた(女性・2 年)

(東京出身者に対し)地方での学校教育レベルは違うが、どのように子育てをしていくか?(女性・2 年)

地域枠入試において、家族の介護などの都合で地元に帰ることはできないが、本当にそれでも入学したいのか尋ねられた(女性・1 年)

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最終更新:3/12(火) 17:53
ハフポスト日本版

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