ここから本文です

小売業者に敬遠されるAmazon Web Services

3/13(水) 10:00配信

TechTargetジャパン

利益競合に関する顧客の懸念

 シンガポールを拠点とするAWSのレファレンスカスタマーTrax Retailは2019年1月、契約クラウドプロバイダーにGCPを加えることを発表。そこで利益競合に関する懸念に言及した。

 同社が開発するデータ分析ソフトウェアは、小売業者が店舗のレイアウトを設計したり、店内のモバイル端末から得た画像データで在庫レベルを管理したりすることを可能にする。

 Trax Retailで南北アメリカ大陸担当責任者を務めるデイビッド・ゴットリーブ氏は、2019年1月初めに米ニューヨークで開催されたNational Retail Federation(NRF:米国の小売業界団体)のカンファレンスで本誌のインタビューに次のように語った。「一部の小売業者は、Amazonを基盤として構築した技術エコシステムの導入に消極的だ。これは小売業界独特の傾向だ。小売業者にはAmazonと顧客を取り合っているという自覚がある」

 同カンファレンスで同社は新製品「Trax Retail Watch」を初公開した。同製品は、商品棚に固定可能なカスタム設計のIoT(モノのインターネット)カメラが付属し、全商品の在庫レベルを監視できる。この製品を設置すれば在庫状況についての洞察をリアルタイムに得ることができ、データはGCP内で処理されるという。

 「当社には、消費財(CPG:Consumer Packaged Goods)メーカーと直接取引をする大規模フランチャイズがある。その展開は以前から全てAWSで行ってきた」

 「CPGメーカー向けに、これらのプログラムをAWSに展開することも可能だった。だが他のパートナーを検討した結果、GCPとの関係が当社にとって最も納得のいくものだった」(ゴットリーブ氏)

第2回(Computer Weekly日本語版 3月20日号掲載予定)では、AWSから顧客を奪うGoogleとMicrosoftの動向を紹介する。

TechTargetジャパン

2/2ページ

最終更新:3/13(水) 10:00
TechTargetジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事