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山崎裕之氏が言及 阪神・藤浪に“荒れ球ポジティブ思考”のススメ

3/13(水) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 無期限の二軍行きが決まった。

 12日、中日とのオープン戦に先発した阪神の藤浪晋太郎(24)。制球難に苦しみ、特に右打者の内角への抜け球が多い藤浪に対して、中日はスタメンに左打者9人を並べた。四球によるケガ人を防ぐ自衛策だが、それでも藤浪は三回に亀沢の足元をえぐる死球を与えるなど、4四死球2暴投と相変わらずの大荒れだった。

 試合後、矢野監督は二軍での再調整を明言。藤浪も「自分にがっかり」と肩を落としたものの、4回を投げて打たれた安打はゼロである。味方の失策が絡んで1点こそ失ったが、自責もゼロだった。

 西武で2000安打を達成した評論家の山崎裕之氏はこう言う。

「ボールがどこへ来るか分からない投手というのは、バッターにとって大きな恐怖。どうしても踏み込みにくくなる。一度でも死球を受けた選手なら恐怖心も残ります。しかも、打者からすれば、藤浪のようなタイプは普通の投手のように狙い球を絞ったり、自分に対する攻め方を考えて対策を取るというのが通用しない。そもそも体格も良く、角度があって速い球を投げられるという天性の才がある。荒れ球は藤浪の長所という考え方もできます」

 阪神首脳陣と本人も頭を抱える制球難は打者にとって脅威。逆に言えば、投手にとって大きな武器になるということだ。実際、ヤクルトの山田も「死球を怖いと思ったことはほとんどないけど、藤浪だけは怖い」と恐れおののいていた。

 さる2日のオープン戦では七回から登板した藤浪に対し、ソフトバンクが続けざまに左の代打を起用。対戦した7人すべてが左打者だった。この日の中日も含めて、それだけ恐怖を感じているということでもある。

 おそらく制球難はすぐには直らない。だったらそれを逆手にとって武器にする。二軍落ちはもったいない。

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